『子猫から成猫へ』注目すべき3つの変化 合わせてお世話も変化させたほうがいい?

『子猫から成猫へ』注目すべき3つの変化 合わせてお世話も変化させたほうがいい?

子猫は本当に小さな存在で、母猫や人の手を借りながら成長する必要があります。「育て方は最初が肝心」とも言いますが、子猫から成猫へと変わっていくときに、具体的にどのような変化があるのかを知っておくと安心です。今回は、注目すべき変化を3つご紹介した内容となっていますので、子育て中の飼い主さん必見です!

注目すべき3つの変化

お腹を見せる成猫

1.かわいい面積が増える!「体重」の変化

生後間もない頃は、体重は、わずか150g〜200gほどしかなく、手のひらに収まるほどの小さな命です。

しかし、母猫や人の助けを受けながら、たくましく成長していきます。

一般的には、生まれた日から毎日体重は増え続け、8〜12ヵ月ほどで「約3.5kg」になります。

なかには個体差もあり、1歳を過ぎても成長する猫もいるようです。

始めは立って動くこともできないわけですから、その変化に驚かされませんか?

ちなみに、生まれた直後は体に水分量を多く含んでいますが、誕生の翌日はその水分が抜けることにより、体重が少し落ちる場合もあるそうです。

2.青色から何色になる?「目の色」の変化

皆さんは「キトンブルー」という言葉を聞いたことがありますか?

キトンブルーとは、子猫特有の青い目のことです。

成長とともに変化があらわれ、早ければ生後2ヵ月ほどで、その猫本来の色に変わっていきます。

これには目や毛柄の色を作る「メラニン色素」が関係しており、最初はこの色素が定着していないことから、一貫して青い色をしているのです。

私たち人も、この色素の影響を受けて、目や肌、髪の色が決まるため、猫も人も同じだと言えるでしょう。

なかには左右で色の違う「オッドアイ」となる猫もおり、猫それぞれの個性を感じさせてくれます。

3.初めての発情期による「行動」の変化

成猫になっていく過程で、行動にも変化があらわれていきます。

例えば「甘えん坊だったのが自立した」というのもよく聞く変化ですが、最も著しいのは「発情期」による行動の変化です。

スプレー行動をしたり大きな声で鳴いたりするといった行動としてあらわれ、飼い主さんの悩みの種となることも。去勢・不妊手術の決断は、この時期の前後にすることが多いです。

筆者の愛猫はオス猫とメス猫の2匹ですが、望まない妊娠に配慮するため、獣医さんと相談の上、発情期が本格化する前の段階で、どちらとも手術を受けました。

合わせてお世話も変化させたほうがいい?

子猫のお世話をする成猫

結論から言うと、成長とともにお世話も変化させる必要があります。

可愛いおねだりにはついつい応じてあげたくなりますが、体重を適切に管理するため、太らせないことを徹底させてください。

成猫を迎えるのを機に、総合栄養食やドライフードも「成猫用」に切り替えていきましょう。

去勢・不妊手術をした場合は、ホルモンバランスの影響で太りやすくなるため、カロリーを意識したフードを選ぶのがオススメです。

また、成猫になりかけの頃は、特に好奇心旺盛となり、誤食や脱走をしやすくなります。

輪ゴムやビニールなどは目に届かない場所に保管したり、ストッパーなどで物理的な対策を施したりして、猫にチャンスを与えないよう注意しましょう。

まとめ

クッションに顎を乗せている子猫

子猫から成猫への成長は目まぐるしく、あっという間に過ぎ去っていきます。

子猫のときにしか見ることができないキトンブルーや、まるで小鳥のようなサイズ感は、格別の可愛さです。

意識しなくても増え続けるのは愛猫への愛情ですが、猫かわいがりとも表現される過度な甘やかしは、愛猫のためにならない場合もあります。

成長に合わせてお世話を変化させるのはもちろん、愛猫が心地よいと感じる距離感を意識してお世話をしましょう。

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