猫の『二次診療』って何?知っておきたい3つのこと かかりつけ医との違いなどを解説

猫の『二次診療』って何?知っておきたい3つのこと かかりつけ医との違いなどを解説

近年、猫をはじめとしたペット医療にも「二次診療」が増えていることをご存知でしょうか。かかりつけ医との違いも含め、二次診療について詳しく解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.猫の二次診療とは?

獣医師と猫

「二次診療」とは、より専門的な医療が必要な場合に提供される診療のことを指します。この用語は人間の医療だけでなく、動物医療でも使われています。

猫の場合、一般的なかかりつけ医である獣医が初期診療(一次診療)を行いますが、症状や疾患が複雑である場合、さらに詳細な検査や治療が必要な場合、一次診療では技術面や設備面で難しい場合に、専門的な診療が行われるのが二次診療です。

2.かかりつけ医と二次診療の違い

健康診断を受ける猫

かかりつけ医との違いは主に専門性にあります。かかりつけ医(一次診療)は一般的な健康管理や基本的な疾患の診断と治療を担当し、基礎的な医療サービスを提供します。

一方、二次診療は特定の専門知識を持つ獣医師が行うため、より高度な検査機器を使用したり、特殊な治療を施したりすることがあります。

例えば、猫が特殊な皮膚病や心疾患を抱えている場合、かかりつけ医は一般的な治療を試みた後、専門の動物病院や特定の分野に特化した獣医師に紹介することがあります。

このような専門の獣医師が提供する診療が二次診療にあたります。

3.なぜ猫の二次診療が増えてきたのか

聴診器をあてられる猫

猫の二次診療が増えてきた背景にはいくつかの要因があります。

ペットの位置づけと飼育環境の変化

近年、ペットは家族の一員としての位置づけが強まり、飼い主のペットに対する愛情と関心が高まっています。

そのため、ペットの健康と福祉に対する意識が向上し、より専門的な治療や長期的な健康管理に対する需要が増加しています。

獣医学の進化と技術向上

獣医学の分野も人間の医療技術と同様に進化し、より高度で専門的な医療技術が発展しています。これにより、かつては治療が困難だった病気に対しても、効果的な治療が可能になりました。

猫の平均寿命の延長

飼育環境の改善や基礎医療の向上により、猫の平均寿命が延びています。老齢化に伴う慢性的な病気が増えると、それに対応するための専門的な診療が求められるようになります。

飼い主の情報アクセスの向上

インターネットやSNSの普及により、飼い主は猫の健康に関する情報を容易に得ることができるようになりました。

これにより、専門的な治療や診療方法に対する認識が高まり、積極的に二次診療を求める飼い主が増えています。

まとめ

リラックスした猫

猫の「二次診療」とは、一次診療(基本的な健康管理や症状の初期治療を行うかかりつけ医による診療)を超えて必要な専門的な医療を指します。これには高度な検査や特殊な治療が含まれ、例えば皮膚病や心疾患など複雑な病状に対応します。

猫の二次診療が増えている背景には、ペットの家族化、獣医学の進歩、猫の寿命の延長、そして飼い主の情報アクセス向上があります。

家族の一員である猫に長生きしてもらうために、万が一の際には二次診療という選択肢があることを覚えておきましょう。

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