猫の目は口ほどにものをいう?『目の表情』から知る愛猫のキモチ6選

猫の目は口ほどにものをいう?『目の表情』から知る愛猫のキモチ6選

猫の目はその表情から、猫のキモチを知る上で大切な役割を果たしています。言葉を話せない猫にとって、目は心の窓と言えるでしょう。そして猫の目の動きや形状、瞳孔の広がり具合といった「目の表情」から、その時々の気分がうかがい知れます。そこで今回は猫の「目の表情」に隠された猫の気持ち6つを紹介します。猫の飼い主さん必見の内容です。

1.上目遣い:わくわく

上目遣いの猫

「上目遣い」は、「いいことがありそう」や「要求を満たしてほしい」と期待しているときに現れることが多いです。

猫が上目づかいをしているときは、さまざまなことに期待に胸を膨らませています。

たとえばフードをもらえそうだったり、遊んでもらえそうだったりすると、目をパッチリと開いて上目アピールをするのです。

最初は無意識に行う上目づかいですが、経験を積むうちに意識的に行うようになることもあるのだとか。猫のキラキラの大きな瞳で上目遣いをされたら、飼い主もイチコロです。

2.半目:敵意がなくリラックス・眠い

半目をあけた猫

猫がまぶたを半分閉じている状態の「半目づかい」は、とても「リラックスしている」もしくは「眠い」サインです。

体中の筋肉が緩み、まぶたも一緒に下がっています。なかにはそのまま眠ってしまう猫もいるほど。

とくに安心できる環境で飼い主のそばにいる時などは、ストレスを感じることなく、のんびりとくつろぐ姿を見せてくれます。

眼球をあまり動かさず、視線も柔らかく、心満たされた平和な気分がうかがえるでしょう。

3.まばたき:信頼しています・大好き

目を閉じている猫

猫のまばたきには「信頼」や「大好き」という気持ちがこめられています。

というのも猫の世界の「まばたき」は、親愛の証であり心を開いた相手にだけとる仕草だからです。

そのため、猫がもしまばたきをしてきたら、それは「大好き」のサインなので、ゆっくりまばたき返しをして「わたしも大好き」という気持ちを返してあげましょう。

また反対に、見つめあうのは「ケンカの合図」。人では好きな人と見つめあったりしますが、猫の場合は逆の意味がこめられているので注意してくださいね。

4.目そらし:恐怖・警戒・不快

目をそらす猫

猫が目線をそらすのは、威嚇されたり脅威を感じた時の反応のひとつです。直接的な対峙を避け、視線を逸らすことで緊張状態を和らげようとしています。

とくに見知らぬ人や他の猫に出会ったとき、防御本能から目線をそらし、警戒心を高める傾向にあります。

また飼い主から叱られたり、気に入らない行動をされたりすると、猫は反発心や不快な気持ちから目をそらすことがあります。

拗ねた様子で視線を逸らし、一時的に距離を置きたがるのです。

いずれにしろ、猫が目をそらすのはネガティブな気持ちがこめられていることが多いもの。無理に関わろうとするのではなく、そっと見守ってあげるのがいいでしょう。

5.黒目まんまる:狩りたい!・警戒

ひょっこり猫

猫は狩猟をしたり、遊びに興奮したりすると、瞳孔が開きます。これは猫の狩猟本能が働き、視覚を研ぎ澄ませて獲物を見失わないようにするための仕組みです。

遊び相手の飼い主やおもちゃや動きに夢中になり、瞳孔を開いて集中している様子がうかがえます。

またストレスや危険を感じている時、怒っている時など、精神的な緊張状態にある場合も瞳孔が開く傾向にあります。瞳孔を大きく開くことで、警戒すべき対象を見失わないようにしているのです。

6.目じりが上がる:威嚇・警戒・戦闘態勢

警戒中の目がつり上がった猫

猫が目じりを上げた際の意味合いは、「威嚇し、警戒している」「ケンカするのか?」といったものです。

猫が猫同士のケンカなどで危険を感じたり、脅威にさらされたりした時に見られます。目を見開き、目じりを引き上げることで、相手に対する警戒心や怒りを示しているのです。

また不快な思いや嫌悪感を抱いている時にもみられます。たとえば気に入らない匂いや音がしたときや、いやな触れ方をされた際に、不快感からこの表情になることも。

気が進まないことを無理強いされた時も同様で、猫なりの抵抗を示す意味が込められています。

まとめ

少年と目が合う猫

猫は表情やしっぽだけでなく、「目」も使ってコミュニケーションをとり、たくさん気持ちを伝えています。

そのため飼い主は猫の目の表情を読み解くことで、愛猫の感情をある程度把握することができるはずです。

愛猫との時間をより楽しいものにするためにも、今回紹介したものを参考に、ぜひ愛猫の目の表情に注目してみてくださいね。

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