「ピューマが住宅街に!」警察が出動した騒ぎの犯人は、ただの「猫」だった 米国

「ピューマが住宅街に!」警察が出動した騒ぎの犯人は、ただの「猫」だった 米国

米国の住宅地でピューマの目撃情報があり、さっそく警察がかけつけて警戒に当たりました。しかしどうやら、犯人は体の大きい飼い猫だったようです。それでも警察は、猛獣に遭遇したときの対応を心得ておくよう人々に呼びかけています。

住宅地でピューマを目撃!

こちらを見つめるピューマ

画像はイメージです

カリフォルニア州に住む人が、だれかの大きな飼い猫をピューマと間違えてしまい、警察が出動する大騒ぎになりました。

2024年3月26日に南サンフランシスコ警察がFacebookに投稿したのは、「住宅地でピューマの目撃情報があった」というものでした。

「巨大な猫科動物の出現です」で始まるこの投稿には、「今朝の午前7時過ぎ、南サンフランシスコの住人から、『セキュリティカメラにピューマが写っているのを目撃した』と報告がありました」とあります。

さっそく警察が現場へかけつけ、危険な野生動物と対峙しようと構えていたのですが、ピューマはどこにも見当たりません。

「現場周辺を捜索したのですが、発見できませんでした。その後の目撃情報もありません」と警察官は話しています。

もしピューマと遭遇したら…

動物園でヒョウの囲いに近づく幼児

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その後、警察は「幸いなことに、この地域にピューマが潜んでいる可能性はないことをご報告いたします」と発表しています。おそらくその人は、大きな飼い猫をピューマと見間違えたものと考えられます。

それでも警察は、もしピューマに出会ったときにはどうすべきかを次のようにアドバイスしています。

「万一こうした野生の猛獣に遭遇した場合、どうすべきかを知っておくことは重要なことです。もしピューマに出会ったら、自分がそこにいることを相手に知らせるため大きな音をたて、できるだけ体を大きく見せながら後退していき、その場からゆっくり離れてください」

あわせて警察は、ペットフードを屋外に出しっ放しにしないよう助言しています。餌を探してピューマが住宅地へやってくるからです。

猛獣を避けるのが最良の策

太った猫を抱く男性

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「もしピューマを目撃したり、ピューマに襲われたりしたら、必ず地元の警察署やレンジャー事務所、魚類・野生動物管理事務所に連絡をしてください。そしてピューマを避けるのが最良の対応策です。たとえ遠くにいても、一目でも見かけたら最大限の警戒をしていただきたいですね」

この投稿はたちまち地域住民の間に広がり、大きな話題になりました。

「目撃した人がピューマだと思ったのが猫だとしたら、うちの(太っちょの)飼い猫がどう呼ばれるか、想像するのも恐ろしいわ」というコメントを寄せた人もいます。

また「実は猿人(Big Foot)でも見たんじゃないかな?」という声もありました。

出典:Hefty feline mistaken for dangerous mountain lion in 911 call: 'That's a BIG cat!'

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