1.オモチャの横で待機している
猫が飼い主さんと遊びたいと思っているとき、お気に入りのオモチャの近くで待機することが多いです。オモチャをジッと見つめて(動かないかな…)と待ってみたり、(相手をしてくれないかな?)と飼い主さんに視線を送ったり。おもちゃと飼い主さんを交互に見ることもあります。
積極的なタイプだと、おもちゃを咥えて持ってくる猫もいますし、飼い主さんの手や足にツンツンと触れてくる猫も。元気いっぱいのタイプだと、一度部屋の中をバタバタと走り回ってから飼い主さんの側に座り、見つめてくることもあります。
2.飼い主さんの行動を後追い・妨害
飼い主さんが移動するたびに、愛猫が後を追ってくることがありませんか。これは猫にとって「甘えたい」や「かまって欲しい」のサインです。
ご飯の催促や撫でてもらいたいだけの場合もありますが、遊びに誘っているときも飼い主さんを後追いします。しかも「ニャー」と鳴きながら、おもちゃやリビングの遊び場に誘導する行動をとることも。
また、猫が飼い主さんの行動をジャマするときも、「遊んでほしい」という心理が働いています。パソコンの作業中にキーボードに乗っかってきたり、読んでいる途中の新聞や雑誌の上にわざわざ寝っ転がったりするのも、遊びに誘っているときのサインです。
3.突進してくる
猫は、飼い主さんをめがけて歩いてくることがあります。そして、まるで頭突きをするように自分の頭をゴツンゴツンと飼い主さんの体にぶつけるのです。
これはマーキングや愛情表現、挨拶という意味もありますが、実は遊びたいときやお願いがあるときにもする行動です。状況的に遊びが足りない場合は「遊ぼうよ!遊んでよ!」と誘っているサインかもしれません。
上手な遊ばせ方
猫を遊ばせるなら、こまめにお相手してあげるのがコツです。1日10分程度で大丈夫ですので、日に2回以上は遊んであげましょう。
理想としては、出かける前や帰宅時などにちょっとした時間を作ってお相手するのが習慣づけられたらベストです。なお、猫の遊びは狩猟本能と結びつきがあるので、できれば食事の前にお相手する方がアクティブに遊んでくれますよ。
また、子猫の場合は体力を考えて5分以内におさめ、疲れさせすぎないようにしましょう。長時間遊ばせなくても大丈夫です。
シニア猫や老猫も激しく遊ばせるのは体に負担がかかってしまいます。ただし、遊ばせることは認知症予防や肥満防止にもなるので、無理なく遊ばせてあげてくださいね。
まとめ
愛猫が「遊びに誘っている」ときのサインを目にしたら、できるだけ迅速に対処してあげるのがおすすめです。
実は、猫は願いを叶えてくれる人や、要望に対する反応の良い人から「順位づけ」をしています。そのため、これまで以上に愛猫と仲良くなりたいなら、普段のお世話はもちろん、愛猫からのサインを少しでも早いタイミングでキャッチしてあげるのが重要です。
「この人とは相性がいいニャ~♪」と思ってもらえれば、ご家族の中での順位が上がり、猫が嫌いがちなお手入れなどもしやすくなるかもしれません。