「ベッド」の魅力
まずは、猫のいるご家庭での「ベッド」の魅力について解説します。
体への負荷を軽くできる
ベッドに綿やスポンジが入っているので、猫の体にかかる負荷を軽減することができます。
体をすっぽり隠せる安心感
ドーム型のベッドなら全身を隠すことができるので、隠れ家としての役割を果たすことも可能です。猫は体にフィットする大きさの寝床に安心します。猫の体に合わせた大きさのベッドならより安心してもらえるでしょう。
どこにでも置ける
ベッドは落下しない場所ならどこにでも置くことができます。日当たりの良い窓際、風通しが良い廊下など季節に合わせて置く場所を変えることもできます。
「ハンモック」の魅力
では、「ハンモック」の魅力とはどのような点なのでしょうか。
体を囲われている安心感
ベッドと同じになりますが、ハンモックの沈み込んだときの体がすっぽりと収まる感じが猫にとって心地よいものとなります。
通気性がいい
ケージやイスの脚などに吊り下げて使うハンモックは、床に置きっぱなしになるベッドよりも通気性が良いです。夏は涼しく、冬は床から離れているため冷気を感じにくいでしょう。床に置けるハンモックも同じような魅力があります。
洗いやすい
ハンモックはベッドに比べて薄い布でできているので、もし汚れてしまってもベッドよりも汚れを取り除きやすいです。製品によっては洗濯することもできるため、ベッドよりも洗いやすく乾きやすいでしょう。
「ベッド」「ハンモック」を選ぶときのポイント
猫の為に「ベッド」「ハンモック」を選ぶ場合には、猫の年齢を考慮して選ぶことをおすすめします。
特に、高齢の猫は足腰が弱っているため、ハンモックは使いにくいと感じている可能性があります。転落してケガをするおそれもあるので、注意が必要です。また、あまり柔らかすぎるベッドも足を踏ん張れなくて使いにくい場合があります。
反対に、若い猫や活発な猫はハンモックを好む可能性があります。
また、年齢のみならず、性格も考慮して選んであげるべき場合も。警戒心が強かったり、怖がりだったりする猫の場合は、ハンモックよりドーム型のベッドの方が安心できるかもしれません。
なお、年齢や性格を考えて選ぶことも大切ですが、実はもうひとつ大事なポイントがあります。
それは、『猫は寝床を一つに決めることは少なく、季節や時間、天気などでそのときに適した場所を寝床にする』ということです。
そのため、転落などの危険がなければ、ベッドとハンモックの両方を置いたり、複数のベッドを置いたりしてあげると、猫がよりくつろげるようになるかもしれません。
また、新しく買ったベッドやハンモックを、猫が全く使ってくれないことはよくあることです。加えて、数ヵ月経ってから突然使い始めるということもよくあります。
まとめ
猫にとって、「ベッド」と「ハンモック」どちらも魅力があります。
猫の年齢や性格を考慮して、最適なものを選んであげましょう。迷ったときは、試しに両方置いてみるのもいいかもしれません。
また、新しく選んで買ってあげたベッドやハンモックを一切使ってくれないこともありますし、数か月後に突然使い始めることもあることを理解しておきましょう。
愛猫が快適に過ごしやすい環境のために、ぜひお気に入りの「ベッド」や「ハンモック」を見つけてあげてくださいね。