平時に調べておきたい猫の『夜間救急病院』 場所は?金額は?慌てないための予備知識4つ

平時に調べておきたい猫の『夜間救急病院』 場所は?金額は?慌てないための予備知識4つ

愛猫の緊急時には、一刻も早く動物病院を受診したいものです。そのためには、夜間でも対応している救急病院についての情報を、日頃からこまめに調べておくことが重要です。そこで今回は、平時に調べておきた猫の「夜間救急病院」に関する予備知識について解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

平時に調べておきたい猫の「夜間救急病院」の予備知識

メモする女性

愛猫のいざという緊急時に、夜間でも対応してくれる病院は把握できているでしょうか。普段かかりつけになっている動物病院でも、夜間緊急対応ができない場合も少なくありません。

夜間緊急対応してもらえると勝手に思い込んでいて、いざというときに気付いて大慌てしてしまった…という話はよく耳にしますよね。また、愛猫の状態によっては冷静さを欠いてしまうことも。

そこで今回は、緊急時に慌てずに愛猫を守ってあげるためにも、平時に調べておきたい猫の「夜間救急病院」の予備知識について解説します。愛猫のためにも、この機会に今一度ご自身の知識をおさらいしてみてくださいね。

1.夜間救急病院の場所

愛猫の緊急時は、迅速に動物病院へ連れて行かなければなりません。かかりつけの病院以外にも、夜間でも見てくれる救急病院の場所を調べておきましょう。

夜間救急病院は、できるだけ自宅から近い場所の方が対応も早くなります。ひとつの病院だけでなく、いくつかの候補となる救急病院を見つけておくとより安心です。

2.夜間救急病院の連絡先

猫の緊急時に連れていく夜間救急病院が決まったら、電話番号をメモしておくか、すぐにかけられるように連絡先を登録しておくと、焦っていても素早い対応ができます。

その際、病院の診察時間も合わせて調べておきたいですね。

3.夜間救急病院までの交通手段

夜間救急病院までの道のりは、自宅から離れている場所にあることも少なくありません。病院までは、どのような交通手段を使い、どのくらいの時間がかかるかを事前に調べておきましょう。

病院まで迷わずに行くために、頭の中でシミュレーションをしておくことや、一度は実際に現地へ足を運び、確認しておくことをおすすめします。

救急窓口が通常の出入り口と違っていたり、駐車場の場所が分かりづらかったりなど、一刻を争う状況のときに焦らないですむように、診察してもらうまでの動線や周囲の状況などをできるだけ把握しておきましょう。

4.病院を受診した際の支払い方法

夜間救急病院は、場所によって支払方法が限られている場合も多くあります。

クレジットカードが使えるところもあれば、現金のみしか対応できない病院もあるため、事前に支払方法を確認しておきましょう。

ペット保険に入っていない場合や治療内容によっては、想像以上に病院代がかかる可能性もあります。

猫が元気なうちから病院代として使えるお金を備えておくと安心ですね。

猫の「夜間救急病院」を受診する際のポイント

移動用キャリーバッグ

では、実際に「夜間救急病院」を受診する際にはどうしたら良いのでしょうか。

いざというときは焦ってしまう気持ちは分かりますが、愛猫のためにも、ポイントをきっちり把握して、スムーズに受診できるようにしておきましょう。

夜間救急病院に電話する

病院に行く前に事前に電話しておくと、診察までの対応がスムーズです。

このとき病院側から、猫の現在の症状や状態をある程度聞かれることが多いので、電話する際は落ち着いて状態を説明できるようにしましょう。

他に、かかりつけの病院で検査を受けている最中でしたら、現状の検査結果がわかるものを持参するよう言われます。

病院のデータと投薬している薬の記録などは、救急病院での診察をサポートするものです。必要なときにすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

猫をキャリーバックに入れていく

慌てていても、病院に向かうときは必ず猫をキャリーバックに入れてから受診するようにします。

これは、猫が慣れない場所にびっくりして逃げ出すのを防ぐためです。

暴れやすい猫であれば、体のサイズに合う洗濯ネットに入れると、猫も落ち着きやすく、診察もスムーズです。

まとめ

動物病院

愛猫のケガや体調不良は突然起こるものです。夜遅い時間に対応できる動物病院は限られているため、いざという時の夜間救急病院の情報は、冷静に判断可能な平時に調べておくことがとても大切です。

かかりつけの動物病院がある場合は、診療時間外でも診てくれる救急病院や緊急時の対処の仕方などを獣医師に相談してみてもいいと思います。

猫の状態や症状によっては素早い対応が必要です。不測の事態に愛猫を守るためにも、事前に備えておきたいですね。

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