猫好きには常識?猫の造語3選
1.へそ天
おへそを天(上)に向け、お腹を丸出しにしているポーズが、造語の由来になっています。
猫が急所のお腹をみせてくれるのは、信頼の証と受け取ってもよいのかもしれません。
もしくは暑さから、体温調節するために、このポーズをとることもあるようです。
ついワシャワシャと触ってみたくなりますが、リラックスしている猫をびっくりさせないよう、やさしく撫でてあげましょう。
2.ごめん寝
床に顔をうずめて寝ているポーズが「ごめんなさい」の素振りにみえることから、いつしか「ごめん寝」と呼ばれるようになりました。
このポーズはとても可愛らしいのですが、「まぶしい」「うるさい」といった猫の気持ちを表していることもあるようです。
猫が気持ちよく寝れるよう、照明の調節をしたり、話し声や音楽などをトーンダウンしたりするとよいでしょう。
3.猫吸い
もはや説明不要かもしれませんが、猫のからだに顔をうずめて、吸うようにニオイを確認することを、猫吸いと言います。
猫の体臭はもともと少なく、やさしい匂いをまとっているため、飼い主さんに安らぎをもたらします。
人によってはお菓子のような甘い匂いと感じることもあるそうですが、皆さんはどうでしょうか?
しかし、過度な猫吸いは猫にストレスを与える可能性があるため、猫への配慮も忘れないようにしましょう。
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4.ニャルソック
窓際から外を見つめている様子が警備員を彷彿させ、某警備会社をもじって「ニャルソック」が誕生しました。
そもそも外を見つめる理由は、縄張りを守りたいという気持ちの表れでもあり、必ずしも間違いではなさそうです。
鳥が飛んでいたり、季節によっては雪が降っていたり、毎日一緒のようで、少しずつみえる景色は違います。
外を見つめることは、私たち人にもリラックス効果があると言われていますので、ときどき猫と一緒にニャルソックしてみましょう。
5.ニャンモナイト
まるまって眠る「冬の風物詩」とも言える寝姿が、古代生物の「アンモナイト」にかけて「ニャンモナイト」と呼ばれています。
先ほどご紹介した「へそ天」と違い、体温を逃がさないようにこのポーズをとるのだそうです。
猫の毛柄の違いから、ニャンモナイトにも個性が表れ、みているだけで楽しいです。
ちなみに「アンモニャイト」という別名も持っているのですが、皆さんはどちらがお好みですか?
6.ネコノミクス
安倍内閣時代の「アベノミクス」から派生した造語で、猫関連の商品やサービスなどで生まれた経済効果のことを指します。
近年、猫ブームはますます加速しており、企業や自治体でも猫をきっかけに観光誘致しようとする取り組みなども広がっています。
たとえば、福島県会津若松市の芦ノ牧温泉駅では、歴代の猫が駅長を努めていて、現在3代目を努めている「さくら」の存在は、集客の一助になっています。
たしかに猫好きであれば、猫に出会える場所や猫にまつわるものに興味を持ち、自然と訪れたくなったり、手に取ったりしたくなるのでしょう。
まとめ
今回ご紹介した猫の造語を、皆さんはいくつ知っていましたか?
「ニャルソック」や「ニャンモナイト」をはじめとした造語は、猫好き同士のコミュニケーションを深めるきっかけになっているに違いありません。
かわいい寝姿や行動には意外なメッセージが込められていることもありますので、その点も意識してあげるとよいでしょう。
「猫吸い」は飼い主さんへ安らぎを与えてくれますが、やりすぎにはご注意ください。
今後も猫ブームは続き、ますます「ネコノミクス」も盛り上がりを見せていくことでしょう…!