1.食後
猫におやつを与えるタイミングとして、まず挙げられるのが食後の時間帯です。
食事の前におやつを与えてしまうと、猫は満腹感を覚え肝心のキャットフードを残してしまいます。おやつはあくまでも嗜好品であるため、キャットフードを優先的に食べさせる必要があります。
そのため、猫におやつを与えるのであれば食後、キャットフードを食べた後に与えるのが基本です。
とはいえ、食後すぐに与えた方がいいわけではありません。フードを食べてしばらく経った頃くらいにあげるといいでしょう。
2.「ご褒美」として
猫のおやつは、「ご褒美」としての使い方もあります。しつけや教育などで猫がお利口さんにしていたとき、ご褒美として与えてあげる飼い主さんも多いでしょう。
一度、猫に報酬としておやつを与えると、猫はこの行動をすればおやつがもらえると学習し、しつけに繋がることもあります。爪切りや動物病院などの後に与えるのも良いでしょう。
反対に、猫がイタズラや問題行動を起こした直後におやつを与えてしまうと、猫がご褒美だと勘違いしてしまう恐れもあります。猫にご褒美としておやつを与えるときは、好ましい行動をとった後に限定しましょう。
3.食欲不振時
おやつは、猫の食欲が低下しているときでも重宝します。基本的に猫用おやつは、猫にとっての嗜好性が高められています。つまり、美味しそうな仕上がりとなっているのです。
そのため、猫が食欲低下したときにフードにおやつをトッピングすることで食欲が刺激され、ご飯ごと食べてくれるケースもあります。
猫の食欲が低下し、ご飯を食べてくれないときは、おやつをトッピングしてみてください。
4.猫と仲良くなりたいとき
猫とあまり面識がなく警戒されているとき、「お近づきの印」としておやつを与えるのもアリでしょう。「おやつを与えてくれる=敵ではない」と猫が認識し、仲良くなるキッカケとなるかもしれません。
ただし、他所の家庭の猫におやつを与えるときは必ず飼い主さんに許可をとりましょう。当たり前ですが、勝手に与えてしまうのはNGです。
猫におやつを正しく与える方法
猫におやつを与える頻度に関しては諸説あり、専門家によって詳細な意見は異なってきますが、概ね1日3本までが限度でしょう。
猫に与えるおやつとして問題のない量として、『1日に必要なカロリーの5〜10%以内に抑えるのがベスト』といわれています。
もしどうしても複数回与えたいのであれば、1本あたりのカロリーが控えめなペーストタイプのものがおすすめです。
まとめ
ペーストタイプのおやつなどは、猫が大好きな食べ物ですが、与え方にはある程度気をつけなければなりません。
喜んで食べる姿が可愛いからとたくさん与えてしまうと、キャットフードを食べなくなる他、肥満になってしまう懸念があります。
何事もバランスが大切です。猫におやつを与えるときは、節度をもって飼い主さんがタイミングと量を調整してあげましょう。