1.大きな音を出す
ものを落とした音、大音量の音楽やテレビ、飼い主さんがびっくりして大きな声を出した、飼い主さんの家族が大声で喧嘩をしたなどの大きな音や声で猫が驚いてしまいます。
特に突発的な大きな音に驚いて、隠れたり不安そうな表情になったりして、それがしばらく続くこともあります。
2.急な動き
猫が落ち着いて過ごしているときに、飼い主さんが急に立ち上がったり、急いで歩き出したりすると驚いてしまうことがあります。さらに、大きな動きにも驚くことがあります。
特に猫を迎え入れたばかりで、飼い主さんとの信頼関係がまだ築けていないときに、飼い主さんの動き方でおびえてしまったり、仲良くなるまで時間がかかったりすることがあるので注意しましょう。
3.お客さんが頻繁に来る
玄関チャイムの音が苦手になっている猫は多いようです。
玄関チャイムが鳴ると、知らない人が自分のテリトリーに入ってくる、場合によってはお客さんの前に無理やり連れて行かれたり、お客さんが近づいてきたりして、「玄関チャイム=嫌なこと」として記憶してしまっている場合があります。
我が家の猫は、玄関チャイムが鳴ると「ウーッ」とうなって外を警戒をしたり、慌てて猫部屋に逃げてソワソワしたりするときがあります。
猫がいつでも隠れられる場所を用意したり、猫だけを別の部屋で過ごさせたりして、来客があっても猫が安心できるようにしましょう。
また、玄関チャイムや来客で驚いたりしたら、大好きなおやつをあげて、嫌な記憶にならないようにする、という方法もあります。
4.怒鳴ったり、叩いたりして叱る
飼い主さんが困る行動をして、猫を叱ることもありますが、暴力や大声で叱ると猫が驚いたり怖がってしまったりして、飼い主さんとの関係が悪くなるおそれがあります。
猫を叱っても効果がないことも多いため、叱らなくても済むような工夫をする方が、飼い主さんも猫もストレスがないでしょう。
例えば、「壊されたくないものは猫がいる場所に置かない」「猫に入ってほしくない場所には柵を設置する」など、猫のいる場所の環境作りを工夫することで、そもそも猫を叱る必要のない状況にしておきましょう。
まとめ
猫は変化に敏感な生き物です。静かに過ごしていたのに、急に音や声がして驚いたり、知らない人が家に来て驚いたりします。さらには、飼い主さんの動きに驚いてしまうこともあるのです。
時間の経過によってそのような場面に少しずつ慣れていく場合もありますが、猫のいる場所の環境作りを工夫したりご自身の行動を見直して、愛猫が落ち着いて心穏やかに過ごせる空間を作ってあげたいですね。