1.動物病院を受診
感染が疑われる時にはまず動物病院を受診してください。早期治療によって感染症の進行やウイルスの増殖を抑えたり、重症時に比べて治療の負担を軽くできる可能性があります。
また、治療を受けながら病状に応じた適切な対処を教えてもらうこともできます。
猫の状態を考慮して、感染症を広げないためにはどういった対策が有効なのかを含め、獣医師に相談を行いながら管理をしていくと良いでしょう。
2.感染した猫の隔離
1匹に感染が疑われる症状が出た場合には、症状が出ていない猫との触れ合いにより感染が広がってしまう可能性が高いため、接触しないように隔離することが大切です。
体調不良の猫が過ごす部屋を分けるか、布カバーをかけたケージに入れて、健康な猫たちと直接触れ合わないようにしましょう。
病気には潜伏期間があったり、症状が出てから完治するまでにも時間がかかりますので、大抵の場合は最低でも約10日〜2週間程度の隔離を行うと考えておいた方が良いでしょう。
3.トイレや食器などを分ける
猫の集団感染にはさまざまな経路がありますが、感染症にかかった猫の唾液や排泄物に含まれるウイルスが他の猫に感染してしまうことがあります。
感染が疑われる猫と他の猫たちとで使うアイテムを別にすることは、感染の広がりを最小限に抑えるのに重要な対策です。
共有しない方が良いものの例としては、
- トイレ、トイレスコップ
- 食器、給餌器、給水器
- ベッド
- おもちゃ
- ブラシやコーム
などが挙げられます。
普段猫たちが共有しているものがあれば、完治までの間は専用の物を使うか、もしくは使い捨ての商品で代用しましょう。
4.衛生的な状態を保つ
猫を隔離している部屋やケージ内を衛生的な状態を保つのも封じ込め対策のひとつです。
猫がトイレで排泄をしたら可能な限りすぐに取り除きます。トイレの容器は洗剤を使って表面の汚れを洗い落としてから消毒を行います。猫と人との間で感染する病気もあるため、排泄物処理やトイレ掃除の時には手袋をつけてください。
猫が使用した食器などは放置せず、都度ペット用洗剤で洗ってから消毒しましょう。
消毒には、希釈したアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを用いる方法などがありますが、自己判断ではなく獣医師に指示を仰ぐようにしてください。
5.飼い主の体調管理も徹底
猫から猫への感染リスクを最小限に抑えると共に、猫から人への感染を防ぐことも非常に大切です。
病気によっては飼い主を媒介して他の猫たちに感染を広げてしまうリスクもあるため、感染症の疑いがある猫が使ったものや利用した場所に触れた後には、必ずしっかりと手を洗って消毒をしましょう。
飼い主自身の健康状態にも気を配り、体調に異変が見られた時は速やかに病院を受診してください。
まとめ
多頭飼育について回る悩みのひとつである、病気の集団感染。
できる限り感染を最小限に抑えるための封じ込め対策には以下のものがあります。
- 病院の受診
- 感染した猫の隔離
- アイテムを共有しない
- 衛生的な状態を保つ
- 飼い主の健康管理
愛猫の体調不良を発見した場合は、まず速やかに動物病院を受診してください。治療を行いながら、愛猫の状態や病気に応じた対処について指示を仰ぐことが大切です。
猫同士の触れ合いが原因で感染が広がってしまう場合があるので、感染してしまった猫はきちんと隔離をして、アイテムの共有もしないように徹底しましょう。
「数日で収まるかもしれない」と様子見をしていると気づいたら手遅れになってしまうことがあります。早期に適切な対策を取ることで愛猫たちの健康を守りましょう。