動物を飼いたいと考えている方の中には、「猫と犬どちらもお迎えしたいものの、仲良くなれるか不安」という方もいらっしゃるかと思います。
犬は群れを組む習性があるほか、飼い主に従順な傾向がありますが、猫は対照的で、単独行動が好きでマイペースだといわれています。
このように、猫と犬は正反対な性格を持つ動物のため、同じ部屋の中で生活をする場合には、飼い主さんの配慮が必要不可欠です。
そこで今回は、具体的にどのような点に注意して飼育をする必要があるのかをご紹介していきます!
1.段階的に顔合わせをする
犬と猫の同居を始める際には、段階的に交流させることが大切です。最初から常に一緒に暮らすのではなく、まずはお互いに顔を合わせないように家の中を探検させることから始めて、徐々に交流させるようにしましょう。
手順としては、「顔を合わせないように家の中を探検させる」→「直接触れ合うことなく対面」→「触れ合える範囲で対面」→「同じ場所で過ごす時間を増やしていく」という順序です。
それぞれがストレスを感じてしまったり、トラブルに発展するのを避けるためにも、お互い徐々に顔を合わせるように飼い主さんが注意していきましょう。
2.それぞれに専用スペースを作る
犬と猫は異なる習性を持つ生き物のため、たとえ仲良くなれたとしてもお互いに干渉せず、落ち着ける場所が必要不可欠です。
何かあっても安心できる場所がある、ということが同居のポイントにもなりますので、お迎えする前に専用のスペースを作ってあげましょう。
3.ご飯は別々で与える
犬と猫は、必要な栄養のバランスが異なるため、同じごはんを与えたり、お互いのご飯を食べてしまうことは避ける必要があります。
また、お互いがご飯を食べている際に他の動物が近くにいると落ち着いて食べることができず、ストレスを感じてしまう可能性もあります。
ご飯の場所を変えたり、時間をずらしたりするなど、それぞれが安心してご飯を食べられる環境を作ることがポイントです。
猫と犬、どちらを先に飼う?
現在は猫と犬どちらも飼いたいものの、どちらを先に飼い始めた方がよいか悩んでいる、という方もいらっしゃるかと思います。
結論からいうと、どちらかといえば『犬から先に飼い始めた方が仲良くなりやすい』といわれています。
元々群れで暮らしていた犬は、後からお迎えした子猫を自分より下の存在として認識するため、仲良くなったりお世話をしてくれる傾向にあるようです。
ただし、最も理想的なのは、子猫・子犬のうちにどちらもお迎えすることです。生後3ヶ月までの間は「社会化期」と呼ばれ、体験したことに順応しやすいといわれています。個体差はありますが、その間にお迎えすることでお互いにストレスなく、仲良くなれる可能性が高まります。
まとめ
犬と猫が一緒に住む上では、お互いがストレスを感じないように、飼い主さんがじゅうぶんな配慮してあげることが大切です。
また、可能であれば子猫・子犬のうちに飼い始めることで、環境に順応しやすい傾向にあるようです。
今回紹介したポイントを踏まえて平等に接することで、仲良く過ごしてくれる可能性が高まります。猫も犬もお迎えしたいと検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。