猫のサインで気持ちを読み取ろう!体の状態や仕草、愛情を伝える方法

猫のサインで気持ちを読み取ろう!体の状態や仕草、愛情を伝える方法

猫がどのようなサインを出しているか観察することによって、気持ちを読み取ることができます。そこで今回は、サイン別に猫の気持ちについて紹介をします。

猫のサイン

目をつむる猫
  • 猫のサインをしっぽから読みとる
  • 猫のサインを噛む時の仕草から読みとる

猫はさりげないからだの動きやサインから、様々な気持ちを表そうとする習性を持っています。しっぽを動かしたり噛んできたりなど、一見意味のないような行動に見えますが、実はひとつひとつの行動にサインが込められています。

そこで、今回は猫がどのようなサインを飼い主さんに送っているのかについてまとめました。また、飼い主さんから猫へ愛情表現する際のサインについても紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

猫のサインをしっぽで見極める3つの方法

猫の尻尾

猫のからだの中でも、特に様々なサインを見せてくれるのがしっぽです。しっぽを見ることによって、安心や苛立ち、警戒などのサインを読み取ることができるため、猫の気持ちが知りたい時はまずしっぽを観察し猫のサインを読み取りましょう。

猫のサイン1.尻尾が膨らんでいる時

普段はそこまでしっぽに太さを感じない猫でも、尻尾が膨らんでいる時は怒りや驚きなどの気持ちの猫のサインです。一瞬にしてしっぽの毛を逆立てて太くすることがあります。特に、血の気の多い性格や驚きやすい性格の猫だとこの動きを見ることができる傾向にあり、反対に穏やかな性格や物怖じしない性格の猫だとしっぽを膨らませないこともあります。

猫のサイン2.尻尾をゆっくり揺らしている時

猫はしっぽを揺らすことの多い動物ですが、揺らす速度によってサインの内容も大きく変わってきます。特に、ゆっくりと動かしている時は穏やかな気持ちを表すサインです。

安心している時やリラックスしている時に、ゆらゆらとしっぽを揺らす習性を持っています。このようなしっぽの動きが見られた時は、比較的機嫌が良い猫のサインです。機嫌を損ねることがないように見守ってあげましょう。

猫のサイン3.尻尾を早く揺らしている時

猫がしっぽを早く揺らしている時は要注意で、イライラしている時に見せる猫のサインです。

猫に何か嫌な出来事があった時にこのような動きを見せることがあります。犬の場合は、しっぽをブンブンと振っていると喜んでいるサインだと受け取れますが、猫はそうではありません。

また、信頼していない人に対して触られたり、しつこく構ったりするとしっぽを早く揺らすこともあります。そのため、もし猫と接していた時に、しっぽを早く動かす猫のサインをされた時はしばらくかまうのをやめましょう。

猫が噛む時の2つのサイン

指をかむ猫

猫の性格や状況にもよりますが、猫と接している時に突然噛みついてくることがあります。この噛む行為にもきちんとしたサインが隠れているのです。噛み方によっても、サインの意味が変わってくるため、以下の項目で詳しく説明します。

猫のサイン1..甘噛みする時

猫に噛まれると「嫌われているのかな」と感じやすいですが、甘嚙みの場合、愛情表現のサインである可能性があります。猫は母親や兄弟たちと甘嚙みし合いながら育っていきます。

そのため、母猫や兄弟猫に接するのと同じ感覚で、飼い主さんにも接することが多く、その結果甘嚙み行為へと繋がることがあるのです。

また、人間の手足が獲物やおもちゃのように見えて、本能的に甘嚙みしてしまうこともあります。甘嚙みしながら、足で蹴ってくる時はターゲットを捕まえてじゃれているつもりになっているサインです。

猫のサイン2.本気噛みする時

甘嚙み程度であれば痛みも少ないですが、猫によっては本気で噛みついてくる時があります。特に、成猫に見られることが多い本気噛みですが、これは噛み癖が残ったまま成長しているサインです。

子猫の時は噛む力が弱いため甘嚙み程度にしか感じません。しかし、子猫のうちにきちんとしつけをしないと、飼い主さんのことを噛んでも良いと認識してしまい、成長につれて噛む力が強くなっても噛みついてくるようになります。

猫の気持ちとしては「かまってほしい」などの欲求を訴えるためにやっているだけなのですが、毎回子のサインをされると非常につらいです。そのため、本気噛みをしてくる時はしつけをしましょう。

噛んでも要求に答えない、わざと無視をするなどの態度をとって、「噛んでも意味がない」というサインを送ることがポイントです。

猫にサインで愛情を伝える方法

顎の下を撫でられる猫

猫に愛情を伝えたい場合、特定のサインや行動を心がけることによって、その気持ちを伝えることができます。以下の項目で、具体的な愛情表現の方法を紹介します。

猫の目を見つめずに、ゆっくりまばたきするサイン

猫に愛情を伝えるためのサインは、ゆっくりとまばたきしながら猫を見つめることによって、愛情を伝えるサインを送ることができます。猫の方からもゆっくりまばたきされたり、細目でこちらを見てくれたら愛情が伝わっている証拠です。

猫は目を見つめられることが苦手です。猫の目を見つめることは敵意を表すサインになってしまうため、愛情を伝えたい時は見つめることを避けましょう。

猫の好きなポイントを撫でる

猫の好きな場所を撫でてあげることも、猫に好意を伝えるサインとして使えます。好きなポイントは猫によって微妙に変わってきますが、額やあごの下、しっぽの付け根あたりを撫でると喜ぶ傾向にあるのでおすすめです。反対に、お腹やしっぽなどは触れられると、イライラしている時のサインを送られますので避けるのが賢明といえます。

言葉で愛情を伝える

「好きだよ」「可愛いね」などの言葉をかけてあげることも猫に好意を伝えられるサインです。猫に話しかけたところで言葉を理解できないのではと思われがちですが、猫は簡単な言葉だったら理解することができるといわれています。

また、猫は他の生き物の動きやサイン、感情に対して敏感だともいわれているため、愛情をもって話しかければ、猫に気持ちが伝わる可能性も十分に考えられます。

まとめ

オレンジ色の毛布で寝る猫
  • 猫が尻尾が膨らんでいる時:怒ってる、びっくりのサイン
  • 猫が尻尾をゆっくり揺らしている時:安心してる時のサイン
  • 猫が尻尾を早く揺らしている時:怒っている時のサイン
  • 猫が甘噛みしてくる時:好きのサイン
  • 猫が本気噛みしてくる時:構って欲しいサイン

猫は様々なサインを発する生き物です。猫のサインを理解することによってコミュニケーションもさらにとりやすくなります。猫ともっと仲良くなりたい、猫の気持ちを理解したいと思っている方は、ぜひ今回紹介したサインの例を参考にしながら、猫とコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

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