「猫ハラ」って知っていますか?
「猫ハラ」とは「猫ハラスメント」を略した言葉で、飼い主さんへのおじゃま行為全般のことを指します。
ハラスメントという言葉だけ聞くとマイナスなイメージを想像しがちですが、猫ハラスメントに限っては、飼い主さんを困らせつつもうれしい気持ちにさせてくれます。
お仕事のおじゃまをすることもあれば、家事に介入することもあり、またリラックスタイムを妨げることもあるようで…?!
以下では実際に例を挙げながらご紹介しています。
お仕事中のおじゃま行為は定番
おそらく皆さんが最もイメージするのは、お仕事中のおじゃま行為かもしれません。
お仕事を始めるとペンにスリスリしてみたり、パソコンの画面の前に座り込んでみたり、話しかけられたりされませんか?
多くの飼い主さんが、いろいろな角度から愛猫にアピールされていることでしょう。
ネットサーフィンなどの軽い作業であればよいのですが、集中しているときは愛猫をそっと移動して、理解を得ましょう。
仕事するスペースの近くにベッドなどを用意してあげると、愛猫の要求も少し叶います。
仕事ははかどりにくくなりますが、こんなにかわいい応援隊がいればモチベーションは継続できそうです。
お洗濯たたみ中の猫ハラは「匂い」がカギ?
代表的な家事のひとつであるお洗濯たたみ。そんなシーンでもおじゃま行為が発生するようです。
洗濯物に座り込んだりスリスリしたりする行為は、猫の毛もつくのでお手上げです。
ではなぜ猫は洗濯物を好むのでしょうか?
理由のひとつとして「匂い」が関係しているようで、お日様の匂いや飼い主さんの匂いを好んで行為におよんでいると言われています。
「自分の匂いが好きなのかもしれない!」と思うと、猫ハラも思わず受け入れてしまいそうです。
ティータイムにもおじゃま行為は発生!
「猫ハラ」が行われるのは、なにも仕事や家事のときばかりではありません。
飼い主さんのお茶のひとときで気をつけたいのは、コップをチョンチョンする行為です。
水で遊ぶのが好きなようで、油断するとコップに手を入れていたずらをします。
楽しそうにしている様子はほほえましく、ついつい許してしまいそうですが、お水をこぼされることもあるので注意しましょう。
また、筆者の愛猫の場合、温かい白湯をコップに入れておくと飲んでしまうことがあります。
白湯は猫の体温に近いので、好んで飲みたがる猫も多いようです。
猫が通常飲んでいるお水の温度を見直し、ヤケドしない程度の温かい水を提供するなどの工夫してみてもよいかもしれません。
まとめ
飼い主さんへのおじゃま行為である「猫ハラ」は、家事や仕事、リラックスタイムと、シーンを問わず発生します。
飼い主さんを困らせることは確かですが、アピールする健気な姿には脱帽です。
少なからず愛猫からの要求が込められていますので「なにかしてほしいのかな?」と考えてあげましょう。
たとえば「構ってほしい」「寂しい」「ゴハンが食べたい」などといった要求が考えられます。
もちろんときとして、要求に応じないことや対策が必要なこともありますが、バランスを考えながら猫とコミュニケーションをとるとよいでしょう。
しかし、もしも「猫ハラ」がなくなったとしたら、平和すぎる日常に何か物足りなさを感じてしまう予感がします…!