1.狭くて薄暗いから
![薄暗い段ボール箱の中から見つめる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/75a8de7a35bab5233d102afaac8544a6.jpg)
猫が段ボール箱を好む理由としてまず考えられるのは、段ボール箱の中が狭くて薄暗いから、と言う理由ではないでしょうか。
猫の祖先たちは野生において、敵に襲撃されないよう常に周囲を警戒する必要がありました。そのため、眠るときには狭くて暗い岩穴や木の隙間などに身を潜めていたそうです。
イエネコになってからもその習性は引き継がれており、段ボール箱のような箱に入ることを好むのはそのせい、とされています。猫にとって狭くて暗い段ボールの中は、安心する環境なのです。
2.爪とぎすることができるから
![段ボール箱の中の茶トラ猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/5b1a5773e8a3f8c453390a8abd64a5df.jpg)
猫が段ボール箱を好む理由として、爪とぎできることもひとつの要因だと考えられます。
猫にとって爪とぎは、大事な武器である爪をお手入れし、ストレスを発散させる大事な行動です。段ボール箱は、その爪を研ぐのに丁度いい硬さの素材です。引っ掛かり構造なので、研ぎ甲斐もあります。
一説では、『猫が最も好みやすい爪とぎの素材は段ボールである』とも言われています。段ボール箱であれば、身を隠しながら爪を研げるので一石二鳥なのでしょう
3.居心地がいいから
![段ボール箱の中で寝そべって居心地が良さそうな猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/9754a0b7ed24047f01ae55a34fb5e234.jpg)
猫が段ボール箱が好きなのは、単に居心地が良いからという可能性もあります。段ボール箱は通気性がいい一方で保温性能も有している素材です。夏は涼しく冬は暖かい居場所として機能するので、猫にとっても快適な場所となります。
また、段ボール箱は紙で作られています。つまり、植物で製造されている点でも猫は段ボール箱に魅力を感じているのではないか、という意見もあります。
いずれにせよ、猫にとって段ボール箱は、人間が思う以上に有益なアイテムなのでしょう。
4.飼い主さんがかまってくれるから
![飼い主さんの笑顔の前で段ボール箱を噛む子猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/23c4ab41e49a56b9c00249e524677895.jpg)
もしかすると、段ボール箱に入った猫を飼い主さんが可愛がることも理由かもしれません。
猫は記憶力がいい動物。嫌な思いをした場所は避けますが、逆にいい思いをした場所は好むようになります。
段ボール箱に入ったら飼い主さんが可愛がってくれたことを覚えているから、以降も入り続けている可能性は十分あります。もしそうなら、とても微笑ましいですね。
猫が喜ぶ段ボールの条件
![段ボール箱とサイズがギリギリな猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/69051d54485727a03b7072dd0934c94a.jpg)
猫が喜ぶ段ボール箱の条件は、個体によって様々です。特に猫に好まれるのは、サイズがぴったりであること。体が入るかどうか怪しい、ギリギリの大きさの段ボール箱を好む子が多いとされています。
ただし、中にはどう考えても入れないサイズの段ボール箱に収まろうと頑張る猫もいます。そんなドジっ子なところも、猫の魅力といえます。
まとめ
![段ボール箱の中から見上げる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/da9a7a1a0ca8e59bcb7c7dd8cc6b64b2.jpg)
段ボール箱は、猫にとってお気に入りのアイテムであることがお分かりいただけたでしょうか。実際、『段ボール箱があるだけで、猫のストレスが軽減した』という研究もあるほどです。
居場所として活用する以外にも、噛み千切ったり爪を研いだりと、様々な用途があるのも猫が好む理由でしょう。
今回の記事を参考に、室内に猫が気に入りそうな段ボール箱を設置してあげてみてはいかがでしょうか。