猫が『袋に入りたがる』理由4つ 事故を防ぐために気をつけるべきことも紹介

猫が『袋に入りたがる』理由4つ 事故を防ぐために気をつけるべきことも紹介

猫が袋を見ると、勢いよく中へ飛び込んだり上に飛び乗ったりする様子を見たことはありませんか?買ってきたおもちゃよりも、おもちゃの入った袋の方に興味を示す…なんてこともよくあります。なぜ猫はそんなに袋が大好きなのでしょうか。

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が袋を好きな4つの理由

紙袋に入る猫

1.狭いところが好き

袋のような狭い空間に入ることで、猫は安心します。野生の本能の名残で、暗くて狭い空間が落ち着くようです。

袋の他にも、猫が段ボールやタンスのような場所を好むのは本能から来た行動です。

2.音が好き

ビニール袋や紙袋は、触れると音がしますよね。実はこの音に惹かれて猫が潜り込むこともあるようです。

人間にとっては少し不快な音かもしれませんが、袋から出る「ガサガサ」といった音は虫や小動物の音に似ていると言われています。

猫はその音が楽しくて、中に入ったり潰したりして遊んでいるのです。

3.噛み心地が好き

猫の中には、袋自体の噛み心地が好きな子もいます。独特な食感が好奇心をそそるのかもしれませんね。

紙袋のようなしっかりとした素材だと、子猫の歯の生え替わりでかゆいときに好んで噛んだりすることもあるようです。

4.狩猟本能を刺激される

猫が袋の中に入ると、その動きに合わせて袋の形は変わっていきます。動くたびに形が変わる様子が生き物のように見えて狩猟本能が刺激されるのでは、といった説もあるようです。

我が家の猫も、袋に入るときは狩りをするときのようにお尻を振って飛び込むことがあるので、獲物を捕らえるような気持で遊んでいるのかもしれませんね。

袋で遊ぶときの注意点

ビニール袋に入る猫

猫と袋を使って遊ぶときに最も注意しなければならないのは、誤飲や窒息です。

特にビニールの袋は、胃の中に残ったり腸に詰まってしまったりと大変危険なので注意しましょう。

また袋に付いた持ち手に絡まって窒息してしまったり、袋が絡みついてパニックを起こしたりと事故や怪我を引き起こしてしまうこともあります。

袋を使って遊ばせるときは、必ず飼い主が側で見ているときにしましょう。

ビニール袋は出しっぱなしにしないよう気を付けることも大切です。買い物等で使ったときは、そのまま置いておいたりせず、すぐに片づけるようにしてください。

少しの注意で危険な事故を未然に防ぐことができます。

まとめ

袋の中から覗く猫

ビニール袋や紙袋は、手に入りやすくコスパの良いおもちゃになますが、目を離すととても危険なものになってしまいます。

遊ばせるときは必ず側で見守り、持ち手など絡まりやすそうな部分はあらかじめ切っておくと怪我のリスクが減ります。

ボロボロになったらすぐに交換し、間違って食べてしまわないように注意しましょう。

猫が袋で遊んでいる様子はとても可愛らしいので、事故や怪我に注意をしながら一緒に遊ぶようにしてくださいね。

スポンサーリンク