猫が太ることの危険
猫ちゃんの体型に関係しますが、肥満体型になると尿の中に結晶が出来やすくなります。それにより尿が体外に出るまでの道=尿道が詰まり、オシッコが出なくなってしまいます。
排尿する事により体内の老廃物が体外にでますが、もし尿道がつまりオシッコが出なくなってしまったら老廃物が体内に残ったままになり尿毒症をおこし、命の危険があります。
もし、つまった場合は一刻も早く処置をしなければいけません。また、治療後も体重管理をきちんと行わないとまた尿道がつまる可能性があります。このように、猫ちゃんに大きなストレスや苦痛など、辛いおもいをさせてしまいます。
そうならない為に太らせない事が非常に大切です。
猫が太ってしまう理由
どうして体重が増えてしまうのでしょうか?
やはり私たちと同様にフードの与えすぎ=カロリーオーバーが主な原因です。また、ちゅーる系など最近は嗜好性が高いオヤツの与えすぎも太ってしまいます。少しの量でも猫ちゃんにとっては摂取カロリーが多いのです。
しかし、フードやオヤツを与えるのは飼い主さんですが、1日どれくらいの量を与えているか聞いてみると大半の方は「欲しい分あげちゃってる」「だいたい、これくらいだったはず……」と曖昧な答えでした。
それでは実際に与えているフードやオヤツの量がわかりません。まず、与える量をしっかり把握することがダイエットのポイントになります。
フードをどれくらい与えていいの?
1日どれくらいの量を与えていいのか分からない方が多いとおもいます。
まず、愛猫の標準体重を知りましょう。だいたい1歳時の体重が標準体重だといわれていますが、もし気になる場合は動物病院に相談するのもオススメします。
目安としてメスは4キロ以下、オスは5キロ以下がいいとおもいます。
標準体重が分かったら、フードのパッケージ裏に体重あたりのフード量が記載されているので、それを参考に与えましょう。
しかし、いきなりフード量を減らしてしまうと空腹状態が続きストレスが溜まってしまうので、一気に減らさないで少しずつ減らしていくのがいいです。
ちなみに私の愛猫チャロの標準体重は4.5キロで、パッケージ裏のフード量をみると55gと書いてあるので1日は55gを超えないようにし、一回一回きっちり量を測るようにしています。
地道の努力がダイエット成功する鍵となります。
まとめ
人間と同様に猫ちゃんも体重が多いと病気になるリスクが高くなります。
「ゴハンちょうだい」と欲しがる姿をみるとつい、あげたくなりますよね。私も何回もその誘惑に負けそうになりました。
なるべく空腹状態を続かないように1日4回に小分けしたり、カロリーが低いフードに変えてみたりしました。その甲斐あって、チャロは今年で4歳になりますが現在病気にかかっておらず元気いっぱいです。
みなさんも今回を機に、愛猫のフードの与え方について考えてみていただけると嬉しいです。