「ポジティブな猫」に共通する特徴とは
猫にもそれぞれ個性があり、とりわけ前向き思考が強い「ポジティブな猫」が存在します。家猫として生きるうえでポジティブな性格は有利に働くのでしょうか。
ここでは、そんなポジティブな猫に共通する特徴を、メリットとあわせて詳しく解説いたします。
1.物怖じしない
まず「ポジティブな猫」はは物怖じせず、堂々としていることが多いです。そのため、初対面の人や動物に対しても臆することなく接することができるでしょう。
人と関わるという面で、ポジティブな性格はもちろん有利です。ポジティブな性格であれば多頭飼育に繋げやすいという点でも、猫の将来についての選択肢の幅が広がりやすくなります。
ただ誰に対しても積極的になりすぎるあまり、慎重派の猫には警戒される可能性があります。
先住猫として後輩を迎える際は、お互いにとっての相性を第一に考慮してあげてください。
2.好奇心旺盛
「ポジティブな猫」は何事にも前向きで常に積極的なので、日常に溢れる様々なものに興味を持ちます。
そのため好奇心旺盛な猫は遊び好きな場合が多く、家猫最大の課題である「運動不足を防ぐことができる」というメリットがあります。
ただし、好奇心が裏目に出ることもあるので要注意です。ありとあらゆるものに惹かれやすい性格が、誤飲や怪我を招くことがあるからです。
愛猫がポジティブな猫である場合は、イタズラしそうなものの管理には気を配りましょう。
3.信頼関係を築きやすい
「ポジティブな猫」は、人に対しても積極的に接するため、家庭に馴染むのが早く、飼い主さんとの信頼関係も築きやすいでしょう。
ポジティブな猫は基本的に、困り事は飼い主さんが解決してくれると思っているため、事ある毎に「ニャー」と鳴いて知らせてくれるようになることもあります。
このように「ポジティブな猫」はコミュニケーションが取りやすい傾向にあるので、やり取りを楽しみながら愛猫の声に耳を傾けてあげてください。
4.育児を助けてくれる
猫は元々、母性本能が強い動物だといわれています。そこに「ポジティブな猫」ならではの持ち前の明るさが加わると、育児をサポートしてくれることがあります。
例えば、赤ちゃんが泣き出したら呼びに来てくれたりあやしてくれたり、成長後は兄や姉のように遊び相手になってくれたりすることも。「ポジティブな猫」が、体は小さいけれど頼もしいサポーターになってくれることで、救われることも多いはずです。
お子様が寝静まった後は、そっと寄り添ってくれる愛猫に癒されるでしょう。猫が本来持ち合わせている本能を満たすという意味でも、良い刺激になります。
まとめ
「ポジティブな猫」には4つの共通点がありました。どれも人と暮らすうえでのメリットが多く、対人関係におけるストレスが軽減されます。
いくつか注意点があるとすれば、イタズラや他の猫達との関係です。好奇心旺盛な猫と暮らす飼い主さんは、誤飲や怪我に気をつけてください。
また、お家に臆病な性格の猫がいる場合は、ひとりになりたい時に安心して過ごせる環境を用意してください。適度な棲み分けが重要です。
最後に、「ポジティブな猫」は社交性や積極性を持っています。退屈によるストレスが増えないように、飼い主さん側も積極的に関わってあげてください。