寒空の下、動物保護団体の施設前に捨てられた22匹の猫と老犬を救え 米国

寒空の下、動物保護団体の施設前に捨てられた22匹の猫と老犬を救え 米国

米国で活動する動物保護団体の施設前に、闇夜にまぎれて22匹の猫と老犬が捨てられました。この施設はすでに保護した動物で満杯の状態でしたが、地域や他の組織に協力を呼びかながら、懸命の対応を続けています。

施設前に大量の捨て猫と老犬が!

闇夜を走るSUV車

写真はイメージです

舞台は米国ペンシルバニア州ダラス。2023年11月14日の夜、黒いSUVタイプの車に乗った人物が、老犬と22匹の猫を動物保護団体「Blue Chip Farm Animal Refuge」の敷地内に捨てて走り去りました。

この施設はすでに動物で満員の状態でしたが、放置された犬と猫たちの世話を何とか続けています。

今回の出来事は、増え続けるペットの放棄と、避妊手術を行わない無責任な飼い主の態度を反映したものです。

「もう収容能力一杯まで達しています。現在、猫は受け入れておらず、みなさんもそれを承知のはずですが、大量の猫たちが捨てられているとご近所の方から連絡を受けたのです」というのは、同団体のMarge Bartさんです。

凍てつく夜の救出劇

ケージの中の子猫たち

写真はイメージです

犯人は同施設の監視カメラのことを知っていたようで、わざわざカメラのそばに動物を捨てていきました。投げ捨てられたときにケージが壊れ、猫のほかに老犬も混じっているのが見えました。

凍てつく夜にかけつけた職員は、犬と22匹の猫を保護しました。しかし、当初捨てられたのは30匹ほどと見られています。

「すぐに全員を獣医に診せて、健康状態を確認したいと考えています」というMargeさん。動物たちを緊急に検査し、世話をする必要性を強調しています。

今回捨てられた犬猫のうち、2匹の猫には明らかに健康上の問題がありました。餌代がかさむ上、獣医の診察費用を捻出しなければならず、寄付金とボランティアの協力によって運営されている同団体は、苦境に立たされています。

捨てられたペットに明るい未来を

ケージの中から見つめる猫

写真はイメージです

一方、現場から逃げ出した残りの猫たちの捜索・保護にも取り組む予定です。同団体は、急増した動物の世話をするため、犬用のスペースを猫用に改造して何とか対応しようとしています。

大勢の犬猫を廃棄したのは同一人物と思われ、現在捜査が進行中です。幸い、保護された犬猫は残酷な体験をしたにもかかわらず元気だそう。人間になついているので、いずれもペットとして飼われていたようです。

同団体は、地域で引き取りや一時養育ができる家庭を探しているほか、他の保護団体にも協力を要請しています。

「できる限りのことをして、無残に捨てられたペットたちに明るい未来を与えたい」とMargeさんたちは望んでいます。

「アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)」によると、米国では毎年630万匹のペットが飼育放棄され、保護施設に引き取られているといいます。1日にすると1万7260匹にも上ります。

こうして放棄された動物のうち、毎年92万匹が安楽死処分されています。悲しいことですね。各保護施設は、譲渡キャンペーンの展開や避妊・去勢手術の実施、行動リハビリテーションによる問題行動の改善などを通じて、できるだけ処分される動物たちを減らそうと頑張っています。

出典:Elderly Dog and Over 22 Cats Dumped at Pennsylvania Shelter's Doorstep

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