1.猫のペースに合わせるように心がける
私たちが自分のペースで物事を進めるように、猫にもそれぞれの気分やペースがあります。
猫が望んでいないのに過剰なスキンシップをはかってしまったり、構ってほしい時に何もしてくれなかったりするとストレスを溜めてしまうのです。
猫がリラックスしている時や集中している時、イライラしている時にはできるだけ近づいたり触ったりしないでそっとしておきましょう。
構ってほしい時・遊びたい時など、猫の方から近づいてきてくれたらコミュニケーションを取るようにすると良いですよ。
あくまで自分のペースを猫に押し付けないことが重要です。
2.猫が嫌がる行動を取らない
猫がかわいいあまりに過干渉になってしまったり、忙しい時に猫の要求を無視してしまったりすると、愛猫が「この人は嫌なことをする人だ」と認識して壁を作ってしまうことになります。
案外やってしまいがちなのが、
- 無理に抱っこをしようとする
- 声をかけすぎる
- 急に近づいたり触れたりする
- 長時間または頻繁に目を合わせる
- 猫のアピールに答えない
といった行動です。これまでの生活を振り返ってみていかがでしょうか。
猫がどんな行動を嫌がるのかという知識を頭に入れておくだけでも行動は変わってきますので、愛猫との距離を縮めたい方は学ぶことをおすすめします。
3.猫と一緒に遊びを楽しむ
猫にとって遊びは、運動不足やストレスの解消だけでなく狩猟本能を満たすことにもつながる日々欠かせない行為です。
猫が好きなおもちゃを使って思い切り遊び、満足させることで愛猫との関係性向上にもなります。
どんなに忙しくても1日に15分ほど、何度かに分けて遊ぶ時間を取るようにしましょう。できれば片手間ではなく、猫と一緒に遊びを楽しむと満足度もアップします。
猫が一生懸命に遊ぶ姿を見ていると癒されるので、猫と遊ぶ時間を大切にする価値は十二分にありますね。
4.猫に安心感を与える環境づくり
猫が快適に感じられる室温を保ったり、静かで安全にくつろげそうな場所を愛猫のスペースにしてあげるなど、猫が安心できる環境を整えるのも距離感を縮めるのに大切なポイントです。
猫は一度気に入った場所には長くいる傾向があるので、模様替えを行う時は猫のスペースをできるだけ変えないように配慮すると良いでしょう。
猫が心からリラックスできる環境を作ることで飼い主への信頼度を上げていきましょう。
猫との距離が縮まった時のサイン
猫との親密度が高まっていくと、飼い主に対して以下のような行動を見せることがあります。
- スリスリする
- 見つめてくる
- 声をかけると返事をする
- ゴロゴロと喉を鳴らす
- しっぽをピンと立てる
- 頭をこすりつける
- 甘噛みする
- お腹を見せる
- お尻を向ける
これらの行動は猫同士の間でコミュニケーションとして使われていて、甘えている時などによく見られるものです。
猫が飼い主に対して「いい人だ」と認識して信用してくれているサインですので、ぜひ愛猫の行動を見てみてくださいね。
まとめ
愛猫との距離を縮めるには、以下のポイントを押さえると効果的です。
- 愛猫のペースを尊重する
- 猫が嫌がる行動を取らない
- 猫と一緒に遊ぶ時間を取る
- 猫が安心できる環境を整える
無理に距離を縮めようとすると猫が嫌な思いをする可能性が高いので、猫のペースに合わせながら、たくさんの愛情を注いで少しずつ距離を縮められるように努めましょう。