猫の首輪による事故に注意!
猫が首輪をつけて過ごしていると、口に首輪が引っかかって猿ぐつわ状態になってしまったり、何かに首輪が引っかかって首が締まってしまったりする危険性があります。
事故が発生してから慌てて首輪を外そうとしても、猫はパニック状態になっているため首輪を外すのは困難です。最悪の場合は、そのまま窒息死してしまうことも…。
悲しい事故を防ぎ愛猫の命を守るために、事故につながりかねない首輪は避けましょう。
猫につけてはいけない危険な首輪
1.サイズが合っていない
猫の首輪は、サイズが合ったものを選びましょう。ゆるいものをつけていると、猫が首輪を嫌がって外そうとした時や遊んでいて首輪がずれた時に、口に引っかかって猿ぐつわ状態になってしまうかもしれません。ゆとりがある分、家具などにも引っかかりやすいので注意が必要です。
2.セーフティー機能がない
セーフティー機能がついた首輪は、何かに引っかかるなどして強い力が加わるとバックルが外れるため、事故による窒息を防ぐことができます。
猫は運動能力が高いうえに好奇心旺盛なので、高いところや狭いところを動き回るうちに、どこかに首輪が引っかかってしまうことが少なくありません。いざという時にすぐに首輪が外れるように、セーフティー機能がついたものを選ぶことをおすすめします。
3.猫のストレスになる素材やデザイン
首輪が口に引っかかってしまう原因のひとつは、猫が首輪を嫌がって自力で外そうとすることにあります。素材が猫の肌に合っていなくて痒みを感じる場合や、鈴やリボンの重みや大きさが負担になっている場合に、猫は首輪を外したがります。
猫が首輪を嫌がらずにつけてくれるように、できるだけストレスにならない首輪を選んであげたいですね。
猫のための安全な首輪選びのポイント
猫の首輪のサイズは、首回りの長さ+4~5cm程度のものを選ぶとよいでしょう。愛猫が首につけた時に、飼い主さんの指が2本入るくらいのゆとりがあると理想的です。子猫は成長して体の大きさが変わるので、サイズ調整ができる首輪を選ぶのがおすすめですよ。
セーフティー機能がついているかどうかをチェックすることと、愛猫が嫌がる首輪は避けることも大切です。柔らかい布製のものや、細くてつけていて違和感が少ないもの、装飾は邪魔にならないシンプルなものがよいでしょう。
また実際に猫に首輪をつけて過ごしてもらい、ストレスを感じていないかどうか様子を見ることもポイントです。
最初は嫌がっていても、首輪をつけて過ごす練習をするうちに慣れてくれるものですが、「鈴の音が大きくて嫌!」「素材が肌に合わなくて痒い…」などの問題がある場合は、他の首輪を用意してあげてくださいね。
まとめ
猫に首輪は必須ではありません。しかし首輪をつけていると脱走時の目印になりますし、首輪に鈴が付いていれば音で愛猫の居場所を把握できるというメリットがあります。
愛猫に首輪を用意したい場合は、ぜひ安全性を重視して選んであげてくださいね。