猫好きなら知っておきたい特徴とは
インコは人の声真似ができて面白い、犬は人懐っこいイメージが強い、という印象ですよね。では猫と言えば...？
猫は好きだけれど、実態がイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、猫に魅了された方に知ってほしい、猫という動物の特徴について紹介いたします。
1.人に懐く
猫は犬ほどストレートに愛情をぶつけてくるわけではないものの、人に懐きます。
共に暮らしていると、目を合わせて鳴いたり、擦り寄って来る機会が増えるでしょう。実は、どちらも信頼関係が良好でなければできない行動なのです。
日頃からよく話しかけ、お世話を続けることで「安心して頼って良い人なんだ」と認識してくれるようになります。コミュニケーション能力も高いので、愛猫とのやり取りを楽しんでみると良いでしょう。
2.とても綺麗好き
猫はとても綺麗好きな動物です。常ににおいを気にしながら生きているので、室内や猫トイレなどを清潔に保つ必要があります。
これらを怠ってしまうとストレスから体調を崩したり、トイレを我慢するようになってしまいます。
トイレを我慢しすぎてしまうと膀胱炎や尿路結石を招いてしまう恐れもあるので、こまめに掃除をしてあげましょう。
3.夜行性ではない
猫といえば、夜行性のイメージがないでしょうか。確かに似通ったところはあるのですが、正確には「薄明薄暮性」という習性を持っています。これは、朝方や夕方などの薄暗い時間帯に活発になることを指します。
猫は単独で狩りをするために、敢えて他の動物が眠る時間に動く、というスキルを身につけました。
家猫もその名残から、朝方にドタバタと走り回ることがあります。いわゆる「深夜の運動会」といわれる行動で、飼い主としては少々頭を悩ませるかもしれません。
これには、就寝前に少量の食事を取らせたり、就寝前に十分に遊ばせておくなどの対処法が有効なので、特に年齢が若い猫と暮らす場合は試してみてください。
4.生粋の肉食動物
家猫の主食はキャットフード(総合栄養食)なのであまり意識したことはないかもしれませんが、実は猫は生粋の肉食動物です。
犬よりも豊富なタンパク質や、体内で生成することができないタウリンなどの栄養補給を必要としています。
そのため、猫を迎えた際は、年齢に応じたキャットフードを食べさせてあげましょう。
また、犬と同居する場合は、どちらかの食事を共有しないように気をつけてください(栄養過多・偏食になってしまうため)。
5.水分補給が苦手
最後に、食事にまつわる情報をもうひとつ紹介いたします。
猫は砂漠で生活していた影響があるため、水分補給が苦手です。更にいうと、水を積極的に飲まずとも生きられる体になっています。
もちろん野生では致し方ないことなのですが、これが腎臓病の原因を作っています。猫も私達と同様に、本当は水分補給を必要としているのです。
猫と暮らす際は、新鮮な水がいつでも飲める環境を整えてあげてください。また、ウェットフードや液状おやつなどを上手に活用することもテクニックのひとつです。愛猫の健康のために、水分補給をマスターしていきましょう。
まとめ
今回は、猫のちょっぴり意外な、そして知っているようで曖昧になりがちな特徴を紹介いたしました。
猫初心者の方には、ごく一般的な猫のイメージとは異なる部分もあったのではないでしょうか。
猫好きが高じてこれから一緒に暮らしたいと思っている方は、ぜひ快適な猫ライフにできるように役立ててみてください。