1.狭い場所
猫は四方を囲われているような狭い場所を好みます。体のサイズに合っていないような箱の中で寝ているなんてこともありますね。窮屈ではないかと心配になりますが、猫にとってはそれが居心地がいいのです。
広く、人の行き来がある場所では猫も落ち着けません。そのため、ベッドを置くのは部屋の隅などがいいでしょう。テレビなど音の出るものの近くは避け、静かな場所に置いてあげて下さいね。
猫が落ち着けそうな場所がない場合は、ドーム型や半ドーム型、マカロン型など、屋根付きで中にすっぽりと入ることのできるベッドがおすすめです。
2.薄暗い場所
猫は薄暗い場所も好むため、猫のベッドは明るすぎない場所に置いてあげるのが理想です。
そのようなスポットを確保できない場合は、光を遮ることのできるドーム型のベッドがおすすめ。ドーム型のベッドなら、すっぽりと隠れることができるので、来客時や外からの大きな音など怖いことがあった時などに逃げ込める場所になります。
屋根付きのベッドがなければ、段ボールなどで代用することもできますよ。
3.高い場所
高い所は、猫が本能的に安心できるスポットです。高い場所からなら、周囲を見回して危険がないか確認することができます。外敵から身を守ることもできるのです。
(猫がいないなぁ…)と探していたら、冷蔵庫やタンスの上で寝ていた、などということはありませんか。猫はそのような場所でも寝ることができるのです。
そこで、高い場所にベッドを設置してあげれば、猫が喜んで寝てくれるかもしれません。ただし、落下には十分気をつけて下さいね。
また、それほど高い場所でなくても、床から離れていれば、お気に入りの場所のひとつになるでしょう。
ハンモックつきのキャットタワーを設置したり、スペースがない場合は窓ガラスに吸盤で取り付けることのできるウインドウベッドもおすすめです。猫の好みの高さに設置することができます。
4.飼い主のそば
甘えん坊の猫なら、大好きな飼い主の近くも安心して寝られる場所です。普段作業をしている机などのそばにベッドを置いてあげましょう。
室内が明るすぎる場合は、ドーム型のベッドなどで薄暗い環境を作ってあげましょう。
人間が過ごしている空間は、快適な室温、湿度になっていることが多いので、猫も居心地がよいのかもしれませんね。大きな音をたてないよう気をつけましょう。
まとめ
今回は、愛猫がぐっすり寝られる「猫ベッド」のおすすめの設置場所をご紹介しました。
猫はいつも同じ場所で寝ているわけではありません。季節や天候などによって居心地のよい場所を求めて移動しますし、1日のうちでも日中と夜とで寝る場所を変えることがほとんどです。
そのため、猫がその時々によって好きなスポットで寝られるよう、猫ベッドは複数置いてあげるのが理想です。
しかし、そんなにいくつもベッドを用意できないという場合は、ブランケットを置いたり、段ボールにタオルを敷くだけでも大丈夫です。
一日の大半を寝て過ごす愛猫のために、ぐっすり寝られる場所に「猫ベッド」を設置して、快適な睡眠環境を整えてあげたいですね。