1.よく分からなくて気になる
猫にとって蛇口から流れる水は下に記したような疑問があり、正体不明で不思議なものです。
- どこから流れてきてどこに流れていくのか
- 触ると形が変わる
- 飛び散る
- 流れるときに音がする
- キラキラしている
- 飼い主さんが操作すると出てくる
猫は好奇心旺盛な動物です。蛇口から流れる水が気になるので、観察をしたり触ったりしたくなるのです。しかし、謎は解けないので観察をずっと続けます。
2.新鮮な水を飲みたい
猫は本能的に新鮮な水を飲んで病気にならないようにしています。溜まったままの水を飲めば病気になるおそれがあることをわかっているので、流れている新鮮な水「蛇口から出る水」を飲みたがるのです。
蛇口から出る水を上手に飲める猫もいますが、頭を濡らしてしまいほとんど飲めていない猫もいます。また、蛇口から流れる水しか飲まないという猫もいます。
流れる水を好む猫には「自動給水器」が役立つでしょう。ポンプで水に流れを作るもので、噴水や湧き水のように下から水が出るタイプや、蛇口から出る水のように上から出てくるタイプなどがあります。
3.冷たい水を飲みたい
冷たい水の方がおいしいと感じる猫もいます。飲み水の容器に出された水よりも蛇口から流れる水の方が冷たくて好きなのでそちらを飲みたがるのです。
冷たい水よりもぬるま湯の方が好きな猫の方が多いようですが、両方出してみて猫の好みを確かめてみると、猫に水を飲んでもらう方法がわかるかもしれません。
4.飲み水や容器に不満がある
水の容器の大きさや高さが好きではない、こまめに水が交換されていない、トイレや食事場所に近い場所に飲み水が置かれているなどの不満があり、蛇口から流れる水を好んで飲んでいる可能性があります。
水の容器の縁にヒゲが当たらない方がいい場合や、マグカップのようなヒゲが当たる大きさの容器の方が水をよく飲むなど猫によって好みがあるようです。
水飲み場が多い方が猫が水を多く飲むので、色々な容器を置いて猫の好みを探してみましょう。
猫は本能的に、排泄場所や食事場所に近い場所にある水は汚れていると思うようです。飲み水の置き場を見直してみましょう。
5.飼い主さんとのコミュニケーション
飼い主さんがキッチンや洗面所に行くと、猫がついてきて「お水ちょうだい」とアピールすることがあります。
他の飲み水の容器からも水を飲める猫は、「蛇口から出る水を飼い主さんから飲ませてもらうこと」その行為を楽しんでいるのかもしれません。猫が水を積極的に飲んでくれて、さらに楽しんでいるのならうれしいことですよね。
まとめ
猫にとって蛇口から流れる水は、観察をしたくなったり、新鮮でおいしい水と感じたりしています。
蛇口から出る水を飲ませてもらう行為そのものを楽しみにしている猫もいるようです。
積極的に水を飲まないとされる猫に水を多く飲んでもらうために、自動給水器を取り入れてもいいかもしれませんね。