1.飼い主の気を引きたい
猫から飼い主へ何らかの要求があるなどで気を引きたいと思っている時に高い声で鳴きます。
猫が「遊びたい」「お腹が空いた」「トイレが汚れている」などの要求や、「構ってほしい」「甘えたい」という気持ちを伝えようとしているのかもしれません。
猫が高い声で鳴くのはコミュニケーションの一環で、子猫が母猫を呼ぶ時や甘える時、成猫の飼い主へのアピールなどに使われるのです。
要求がある時は「ニャーーン」「ニャオーン」と長めの鳴き声を発し、甘えている時や撫でてほしい時は甘えた可愛らしい声で「ニャオ」「ンー」という声で鳴きます。
愛猫がこのような鳴き方をしている時には、何を望んでいるのか汲み取って対応してあげると喜んでくれるでしょう。
2.不安やストレスを感じている
猫が不安な気持ちを抱えている時も高い声で鳴くことがあります。
猫は環境の変化や運動不足などさまざまな要因でストレスを受けやすい動物のため、
- 引っ越しをした
- 部屋の模様替えをした
- 新しく猫を迎えた
- 遊びが足りていない
- 飼い主が見当たらない
などの理由で抱えたストレスや不安を訴えようとしているのかもしれません。
「ウミャーウミャー」「アオーン」という鳴き声を発し、遊び足りていない時などはあえて飼い主の近くに来てアピールするように鳴くこともあります。
猫が何に不安・ストレスを感じているのかを見極めて対応すると改善につながるでしょう。
猫が10歳以上の高齢である場合はこの限りではなく、ウロウロしながら大きな声で「アオーン」と鳴いているのは認知症の症状である可能性も考えられますので、気になったら獣医師に相談してみてください。
3.興奮している
猫の気持ちが高ぶっている時にも高い声で鳴くことがあります。人間でもエキサイトしている時には自然と言葉を発していたり声が出たりしますよね。
猫も同じように、遊びに熱中している時やお気に入りのおもちゃを見つけた時などに興奮している気持ちを鳴き声で表現するのです。
愛猫と遊んでいる時に高い鳴き声を発していたら、一緒になって遊びを楽しんであげると喜んでくれるでしょう。猫の満足度が高まって飼い主に対する信頼感も増すかもしれませんよ。
また、ご飯の時間が楽しみで興奮している気持ちを伝えるケースもありますので、猫が何を伝えたがっているのか汲み取ろうとするのが大切です。
まとめ
猫が高い声で鳴くシーンには、
- 飼い主の気を引きたい
- 不安やストレスを感じている
- 興奮している
といった気持ちが込められていて、猫が置かれている状況や要求・主張に応じて鳴き方や声の高さが変わります。
猫は人のように言葉で気持ちを伝えられません。飼い主が鳴き声などの様子から猫の気持ちを理解しようと努めることで、愛猫との絆がより深まっていくでしょう。
高い鳴き声の他にも、低い鳴き声や特殊な鳴き方などバリエーションは豊富です。気になった方は猫とのコミュニケーションの一環として、ぜひ色々調べてみてくださいね。