1.飼い主さんにアピール
「ねぇねぇ!」「はい!」と飼い主さんに気づいてもらうために猫が片手をあげてアピールをすることがあります。
「遊ぼう」「ご飯がほしい」「トイレをきれいにしてほしい」「ちょっと来てほしい」などを伝えていることが多いです。我が家の猫はごはんを持っていくと「早く!早く!」と片手をあげて待っていることがあります。
2.床が冷たい
冬の床は冷たく、できるだけ足の裏をつけたくないですよね。猫も同じで、冷たい床に手をつけたくないので、片手をあげた状態になってしまうのです。
我が家の猫も冬に「廊下に行きたい」と訴えてくることがあるのでドアを開けてあげるのですが、片手をあげて立ち止まったり、片手をプルプル振ったりしてすぐに戻ってきます。
3.攻撃逃げる準備
猫が物や動物などに警戒したとき、すぐに攻撃できるように片手をあげることがあります。
相手が近づいてきたらすぐに猫パンチをしたり、爪で引っかいたりするのです。恐怖心もあり攻撃しようか迷っている場合や、様子を見てすぐに逃げられるようにする時も片手をあげて準備をします。
4.片手が痛い
猫が手をケガしていると痛みで下につけなくなるので、片手をあげたままになる場合があります。被毛があるので見た目に異変がなくても、皮膚に傷があったり、ねんざや骨折をしていたりすることがあるのです。
猫は体が柔らかく、身体能力も高いのですが、急に方向転換をして家具や壁にぶつかったり、高い場所から落ちたりすることがあります。また、ドアのすき間に手を挟む、飼い主さんに手を踏まれた、同居猫との喧嘩などが原因でケガをすることもあります。
そのため、猫が片手を下につけない状態が見られたら動物病院を受診しましょう。
ケガではないですが、爪が伸びていることや肉球がカサカサに乾燥していることが気になって片手をあげている猫もいるので、定期的な爪切りなどのケアも行いましょう。
5.片手をあげるのが癖
癖で片手をあげている猫もいます。動物病院で診てもらったが問題がなく、猫の癖だったというケースがあるのです。
招き猫のようで可愛らしい仕草ですが、猫は体調不良があってもそれを隠してしまう動物です。今まで片手をあげることがなかった猫があげるようになったときは、動物病院を受診した方が安心でしょう。
まとめ
猫が片手をあげる仕草は招き猫のようですが、実際は飼い主さんを呼んでいる、冷たい床に手を置けない、攻撃しようとしている、痛みがあるなどの理由があります。
片手をあげるかわいい癖がある猫もいますが、愛猫が片手をあげているときには、何を訴えているのかをよく観察した上で対応してあげましょう。