1.猫用おやつ
猫が大好きな食べ物の代表格が、猫用おやつ。特に、あの有名な液状おやつが大好きな猫が多いです。
液状おやつはあまりの猫の興奮ぶりから、海外ではKittyCrack(猫用コカイン)と冗談まじりでたとえられるくらい、猫が大好きなおやつ。ご飯は食べられなくても、液状おやつなら口にできるというケースもあります。
もちろん、あの液状おやつ以外の猫用おやつも喜んで食いついてくれます。
ただし、猫が喜んでくれるからといって与えすぎはNG。人間同様、おやつの食べ過ぎは肥満の原因に繋がります。猫を太らせないよう、飼い主さんがきちんと体重管理をしてあげましょう。
また、おやつは主食にはなりません。栄養バランスが崩れてしまいます。あくまでも主食はフードで、コミュニケーションのためのツールやご褒美としておやつを与えることをおすすめします。
2.ウェットフード
続いて挙げられるのが、ウェットフードです。ウェットフードとは、缶やレトルトパックで販売されているキャットフードの一種。水分を多く含む他、旨味成分も豊富です。猫本来の食性に近い形状であるため、猫の食いつきが比較的良い傾向があります。
前述の通り、水を多く含むため猫に不足しがちな水分を補給する方法としても優秀です。
ただし、ドライフード(カリカリ)と比較すると、1日の栄養量を満たすためには少々お値段が高くなりがちです。食事として与える場合は、ドライフードと併用して使うなどして1日に必要な栄養量を確保しましょう。
3.かつお節
次に紹介するのが、かつお節。かつおの旨味がぎゅ!っと凝縮されたかつお節は猫も大好きです。
かつお節は塩分が多いと思われがちですが、100gあたりの食塩相当量をみると0.3〜1.2gと少なめなのです。
ミネラル質は豊富なので与え過ぎは注意が必要ですが、食欲がないときのトッピングやたまのご褒美としてひとつまみ与える程度であれば問題ないでしょう。おやつと同様、喜んで食べるからと言ってかつお節だけを食べていては栄養バランスが破綻してしまいます。
また、猫用かつお節も販売されているので、気になる方は試してみてください。
まとめ
今回、猫にあげると大興奮する「好きな食べ物」について解説しましたが、一点注意したいポイントがあります。それは、人間の食べ物を不用意に与えないということ。
たとえば、生クリームなど脂肪分を多く含む食べ物も猫が魅力を感じる食べ物のひとつです。しかし、生クリームをはじめとした乳製品は、猫が体内で分解するのが苦手なのです。場合によっては下痢や嘔吐などを引き起こしてしまいます。
人間の食べ物の中には、猫が惹かれて口にすることで中毒症状を起こし命の危険を招いてしまうケースもあるため、注意が必要です。
専門知識を持たない飼い主さんが、猫に対する食べ物の安全性を判断するのは危険なため、猫に与えるものは猫用の物に限定されることを推奨します。
今回の記事を参考に、猫が喜ぶ食べ物を安全に配慮した上で与えてあげてみてください。