あまり「鳴かない」と言われている5つの猫種 それぞれの性格や特徴をご紹介

あまり「鳴かない」と言われている5つの猫種 それぞれの性格や特徴をご紹介

猫にはよく鳴く子もいれば、あまり鳴かない子もいます。これから猫を飼う予定がある方の中には、猫の鳴き声が近所迷惑になることを心配している方もいるのではないでしょうか。集合住宅でも一緒に暮らしやすい、あまり鳴かないと言われている猫種をご紹介します。

よく鳴く猫とあまり鳴かない猫がいるのはどうして?

ペルシャ

そもそも猫が鳴くのは、飼い主さんに対して「撫でて♡」「一緒に遊んで!」「ごはんが食べたい」などの要求があるからです。よく鳴く猫は自分の気持ちを伝える手段として、鳴くというアピール方法を選んでいるのですね。

一方、あまり鳴かない猫は自己主張が苦手だったり、飼い主さんへの精神的な依存度が低かったりする傾向があります。飼い主さんに「あれをして!次はこれをして!」とおねだりして甘えるよりも、ひとりで静かに過ごすことを好む猫もいるということです。

また甘えん坊の猫でもおっとりした性格の場合は、鳴く以外の方法で飼い主さんに「甘えにきました」とアピールする子が多いようです。大人しい猫と暮らしている場合は、体をスリスリと擦りつけたり、顔をじーっと見つめたりといった、愛猫からの無言のアピールを見逃さないようにしてくださいね。

あまり鳴かない猫種

ロシアンブルー

1. ロシアンブルー

穏やかで大人しい性格をしているロシアンブルーは、あまり鳴かないことから「ボイスレス・キャット」とも呼ばれています。

警戒心が強く神経質な一面がありますが、信頼している飼い主さんに対してはよく懐き、まるで犬のように従順になるとのこと。

騒がしい環境を苦手としているので、ロシアンブルーを飼うのなら落ち着いて過ごせる静かな環境を整えてあげたいですね。

2. ペルシャ

「猫の王様」と呼ばれるほど優雅で気品のある外見を持つペルシャは、おっとりした性格の持ち主であり、見た目の通り優雅に過ごすことを好みます。

活発な猫と違って鳴くことも少ないので、物静かで穏やかな生活を理想としている方には良きパートナーとなるでしょう。

ペルシャはのんびりとお昼寝することが大好きなので、寝床選びには力を入れてあげたいですね。また運動不足になりやすい傾向があるので、肥満には注意が必要です。

3. ヒマラヤン

ペルシャの血を受け継いでいるヒマラヤンも穏やかな性格をしており、あまり鳴かない猫種だと言われています。飼い主さんに何か伝えたいことがある時にも、鳴き声ではなくさり気ない仕草で伝えてくるという甘え上手な一面も。

ヒマラヤンはのんびり過ごすことを好みますが、飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きです。運動不足解消も兼ねて、積極的に遊びの時間を設けるとよいでしょう。

4. エキゾチックショートヘア

エキゾチックショートヘアもペルシャの血を引いており、穏やかで大人しい性格をしています。温和で人懐っこいので、初めて猫を飼う方でも仲良くなりやすいでしょう。

ただし甘えん坊で寂しがり屋さんという一面があるので、お留守番が多い生活はストレスになってしまいます。できるだけ一緒に過ごし、スキンシップを大切にしたいところです。

5. アビシニアン

活発で飼い主さんとのコミュニケーションが大好きなアビシニアンは、決して大人しいわけではありません。しかし鳴き声は鈴を転がしたような美しく小さなものなので、一緒に暮らすうえで鳴き声が気になることはほとんどないでしょう。

元気いっぱいだけれど鳴き声がうるさくない猫を飼いたいという方には、ぴったりの猫種です。アビシニアンは体を動かして遊ぶのが好きなので、キャットタワーを設置するなどしっかり運動できる環境を整えてあげてくださいね。

まとめ

エキゾチックショートヘア

猫を飼う時には、飼い主さんの生活環境に合っている猫種を選ぶことが大切です。今回は鳴き声が近所迷惑になったり、飼い主さんのストレスになったりすることがあまりない猫種をご紹介しました。

とはいえ猫がどのくらい鳴くかには個体差もありますし、育て方や飼育環境の影響でよく鳴くようになる場合もあります。

猫は理由なく鳴いているわけではないので、愛猫の鳴き声が気になる時には「何かストレスがあるのかな?」「今まで甘やかしすぎたせいで鳴く癖がついてしまったのかも?」と考えてみてください。

愛猫の気持ちや鳴いている理由がわかれば、おのずと対処方法も見えてくるでしょう。

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