猫に絶対使ってはいけない『NG食器』3つの特徴!体に合っていない容器だと体調不良を招く原因に?

猫に絶対使ってはいけない『NG食器』3つの特徴!体に合っていない容器だと体調不良を招く原因に?

猫がご飯を食べるときに食器を必ず使いますが、実はこの食器選びにも注意点があります。誤った食器でご飯を与え続けると、猫の健康に悪影響を及ぼす懸念があります。今回は猫に絶対使ってはいけない「NG食器」の特徴について解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.人間が使っている

人間の食器をみつめる猫

猫に使ってはいけない食器の特徴としてまず挙げられるのが、普段人間が使っている食器だということです。

人間が普段使っている食器を猫の食器として共用するのは、衛生面において非常に危険です。この行為は、人獣共通感染症を引き起こすリスクがあります。

また人間だけでなく、猫にとっても、人間の食べ物を盛り付けた食器を使うのはNG行為にあたります。どんなに食器を洗ったとしても、何かの拍子に猫に対して有害な食べ物のカスや成分を摂取してしまう心配があります。

猫とは食器を共有せず、猫専用の食器を個別に用意してあげましょう。

2.洗われていない

猫の食器

続いて挙げられる「NG食器」の特徴は、綺麗に洗われていないということです。ずぼらな飼い主さんの中には、猫の食器を洗わず使い回す方もいるかもしれません。

当然、洗っていない食器は衛生面で最悪です。雑菌が繁殖する他、害虫が寄り付く懸念もあります。使い続けることで、不衛生により猫の健康を損なう恐れがあります。

人間も、洗っていない食器を使いまわすのは抵抗感がありますよね。猫にとっても同じです。一度使った食器は、しっかり洗剤で洗ってあげましょう。

3.アレルギー素材

猫と食器

猫専用の食器を用意し、毎回使用後に洗っていたとしても、まだ注意点は存在します。それは、猫のアレルギー問題。

猫の中には、特定の物質に対してアレルギー反応を起こすケースがあります。アレルギー反応を起こす素材の食器を使い続けていると、猫の皮膚が炎症を起こし、痒みを誘発するなどの健康リスクが生じます。

食器の場合、猫がアレルギーを起こしやすいのは、プラスチックやステンレスの場合が多いです。必ずではありませんが、これらの素材を用いた食器を使用する際は猫にアレルギー症状が出現していないか、確認してあげましょう。

正しい猫の食器の扱い方

陶器の食器で食べる猫

猫の食器に伴うトラブルを回避するためには、適切な食器を選ぶことが第一です。

その際ポイントとなるのは、主に以下の3点です。

  • 猫ごとに専用食器を用意する
  • 猫食器は使用後必ず洗う
  • 猫のアレルギーに配慮する

つまり基本的には、今回解説したNG食器の特徴の真逆です。

なお、アレルギーに関しては、陶器製の食器がおすすめです。他素材よりも猫がアレルギー反応を起こしにくく、衛生的で頑丈です。

もちろん猫は自分で食器を用意したり洗ったりできませんので、飼い主さんがしっかりとお世話をしてあげましょう。

まとめ

食器を見つめる猫

食器は猫にとっても毎日使うもの。その食器が汚かったり気に入らなかったりすると、猫はご飯を食べることを拒否することがあります。

だからこそ、食器はしっかりと選んで管理してあげなければいけません。

今回の記事を参考に、猫の食器について見直してみてはいかがでしょうか。

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