猫を迎える前に知っておいてほしい 飼い主が「できなくなること」3選

猫を迎える前に知っておいてほしい 飼い主が「できなくなること」3選

猫との暮らしは、飼い主さんに多くの幸せや癒しを与えてくれます。しかし猫を飼い始めると、自由が失われてしまうという面もあるのです。これから猫を迎えようとしている方は事前に知っておく必要がある「猫がいるとできなくなること」をご紹介します。

1.旅行などの長期外出

スーツケースの中にいる猫

猫は犬と比べて留守番が得意だと言われていますが、ひとりで留守番させられるのは1泊2日程度が限界です。猫を飼い始めたら、旅行などの長期外出はできなくなることを覚悟しておきましょう。

もちろん出張などやむを得ない場合には、ペットホテルに預けたりペットシッターにお世話を依頼したりすることも可能です。しかし猫は繊細なので、慣れない環境で過ごさなくてはならなかったり、知らない人にお世話をされたりするとストレスを感じてしまいます。

旅行が何よりの趣味という方や、1泊2日以上の出張が定期的にあるという方は、残念ながら猫を飼うのには向いていないかもしれません。逆に外出するよりもお家で過ごすことが大好きな方は、猫が甘えん坊でもあまり寂しい思いをさせずにすむでしょう。

2.自分のためにお金を費やすこと

家計簿と電卓

猫と暮らすと食費や猫用品代、医療費などがかかります。特に病気や怪我をした場合には、かなり治療費がかかることを覚悟しておかなくてはなりません。

経済的に余裕がなく自分が生活するだけで精一杯という方はもちろんのこと、自分のためにお金を費やしたいという方は猫を飼うと後悔することになるでしょう。

猫の平均寿命は15歳前後であり、生涯に飼育にかかる費用は250万円程度だと言われています。愛猫に持病があったり、高級な猫用アイテムを購入したりすれば、もっと費用は高くなるでしょう。

愛猫に不自由させないために、猫を迎える前に猫のための貯金をある程度しておいたり、本当に猫の生活費を捻出する余裕があるのか月々の家計をチェックしたり、金銭的な準備も整えておきたいですね。

3.部屋を綺麗な状態で維持すること

猫と掃除機

猫と暮らすと抜け毛が落ちたり、粗相をして部屋が汚れたりすることは避けられません。また猫は好奇心旺盛なので、イタズラをして部屋を散らかしてしまうことも。

部屋を綺麗な状態で維持することは難しくなるので、綺麗好きな方は猫との暮らしがストレスになってしまう可能性が高いです。

また猫の排泄物はニオイが強いため、ニオイに敏感な方や家に人を招くことが多い方は、ニオイが悩みの種になるかもしれません。

猫を迎えたいのならある程度ニオイを我慢することに加え、こまめなトイレ掃除や消臭アイテムを活用するなどのニオイ対策をする必要があります。

とはいえ「部屋が汚れていても全く気にならないから、自分は猫を飼うのに向いているのでは?」と勘違いしないよう要注意!猫は綺麗好きなので、部屋やトイレが汚れているとストレスになってしまいます。

今まであまり掃除をせずに生活していた方は、猫と暮らし始めたことをきっかけに掃除の頻度を増やさなくてはならないでしょう。愛猫に汚された部屋を、愛猫が快適に過ごせるよう綺麗に掃除する…それが猫の飼い主さんの使命なのです。

まとめ

猫を抱っこする女性

猫を迎えると飼い主さんの生活は一変し、できなくなることや不自由を感じることもあります。何の覚悟もなく猫を飼い始めると後悔するかもしれないので、事前に猫と暮らすデメリットについても理解しておいてくださいね。

猫と暮らす大変さについてお伝えしましたが、もちろん猫が飼い主さんに与えてくれる幸せは、その大変さを上回るほど大きなものです。

猫を迎えたいと考えている方は、ぜひ実際に猫を飼っている方に「猫がいる幸せ」と「猫がいる苦労」の両方を教えてもらって、猫を飼うかどうかを慎重に判断してくださいね。

じっくり検討したうえで猫を迎える覚悟を決めたのなら、きっと愛猫を幸せにしてあげられるでしょう。

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