短毛種のお手入れ方法
短毛種の猫であってもブラッシングは、大切なお手入れ方法です。普段は2~3日に1回程度でも良いのですが、換毛期には毎日行ってあげましょう。
短毛種の猫のブラッシングに必要なものは、スリッカーブラシとラバーブラシです。これらを使い分けながら、毛の流れとは逆にブラシをかけていきます。
特に毛が抜けやすい箇所は背中やお尻、脇腹や胸です。ブラッシングをする際には力を入れすぎないよう気を付けましょう。
猫がリラックスしている時を狙いつつ、声をかけながら行うことで猫も不安が減ります。慣れていない子の場合は、まず飼い主さんの手でマッサージをすることから始めて徐々に慣らしていきましょう。
長毛種のお手入れ方法
長毛種の猫は普段から毎日のブラッシングが必要となりますが、換毛期にはより毛玉ができやすくなっている可能性があります。そのため、普段のブラッシングに加えてコームを使い、毛の根本から優しく解きほぐしてあげましょう。
また、乾燥しやすい時期には静電気が起きやすくなるため、ブラッシングの前に霧吹きなどで少しだけ毛を湿らせておくとスムーズにお手入れができます。ブラシをかける時は短毛種と同じように、毛の流れと逆に梳かして毛をほぐします。
どうしてもほぐれない毛玉がある場合は、無理に自分で取ろうとせず、トリマーや獣医師に相談することをお勧めします。
長毛の猫は特にトイレの後に便が毛にくっついたままになってしまうこともあるため、ブラッシングの際には綺麗に拭き取って、清潔に保ってあげることも重要となるでしょう。おしり周りの被毛をカットしておくとお手入れが楽になりますので、トリマーに相談してみましょう。また毛玉を吐く頻度が多い子の場合は、月に1度程度のシャンプーも効果的になります。
抜け毛を放置してしまうとどうなる?
抜け毛を放置してしまうと、新しく生えてきた毛の中に抜けるはずだった毛が溜まったままになってしまいます。そしてそのせいで皮膚が蒸れてしまい、皮膚病に繋がってしまう危険性があります。
また、長毛種の場合は毛がもつれてしまうことで蒸れてしまい、皮膚病に繋がってしまうこともあります。
さらには飼い主さんやその家族が、「猫アレルギー」を発症してしまう可能性もあります。『猫アレルギーの主な原因は猫の抜け毛』とも言われているため、これを放置してしまうことで飼い主さん自身の体調にも悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
もちろんアレルギーは猫自身に影響することもあり、抜け毛についたホコリから症状が出てしまうこともあるようです。
まとめ
猫によってはお手入れが大変になる換毛期ですが、猫と暮らすのであれば避けて通れないことでもあります。
愛猫と飼い主さん、双方が快適に暮らすためにも、換毛期には特にお手入れをしてあげることが重要だということですね。
スムーズなお手入れをしてあげたいと思うのであれば、普段から愛猫を撫でつつスキンシップを取り、いざブラッシングをする時に猫がパニックを起こしてしまわないよう信頼関係を築いていくことも大切になるでしょう。