猫は犬みたいな「トリミング」が必要?
犬を飼う際に「トリミング代も必要に…」とよく耳にしますが、猫の場合はどうなのでしょうか。
猫はグルーミングをよくするのでトリミングは必要ない、という意見もありますが、全ての猫に共通する意見ではないかもしれません。
猫によっては「トリミング」が必要
猫は自分で毛づくろいなどのケアをするので、一見トリミングは必要ないように見えます。
しかし、猫が実際に行っているのは、最低限のケアです。「皮脂汚れが多い」「毛玉ができている」「皮膚病がある」「高齢または病気で自分でお手入れができない」などの場合は、別途トリミングが必要となります。
特に長毛の猫は、猫自身のケアと飼い主さんによるケアで間に合わなくなると、皮脂汚れや毛のもつれで毛玉ができやすくなります。
できてしまった毛玉を放置していると、皮膚の通気性が悪くなり、猫が皮膚病になることもあります。
毛玉ができないように皮脂汚れをシャンプーで落とす、毛玉を安全にカットしてもらう、汚れやすいお尻周りが清潔になるようにカットをする、滑らないように足裏の毛をカットするなど、猫に「トリミング」をすることによって、結果的に猫も飼い主さんも快適に生活できるようになるのです。
短毛の猫は基本的に必要ない
短毛の猫は、シャンプーやカットなどは基本的に必要ありません。
爪切り、ブラッシング、耳そうじを自宅で行うことができれば、サロンに行かなくても大丈夫な場合が多いです。
猫のトリミングサロンの選び方
では、トリミングが必要な猫の場合、どのようなポイントでトリミングサロンを選択すれば良いのでしょうか。
猫のトリミングが得意
猫の特性を理解しているトリマーさんがいるサロンにお願いするのが安心です。
猫とトリマーさんの相性も大切です。予約をとる前に実際にトリマーさんと会ってみて触れ合うことが可能かどうかを確認した方が良いでしょう。トリミングサロンによって施術できるメニューが異なるので、事前に確認しておきましょう。
家から近い
ご存じのように、猫は環境が変わることにストレスを感じます。トリミングサロンまでの移動時間が長いとそれだけでストレスを感じたり体力を奪われてしまうこともあります。
そのため、できるだけ家からの移動時間が短いトリミングサロンを選びましょう。
猫のトリミングサロンに行く際の注意事項
無事に愛猫のトリミングをしてもらえるサロンが見つかったら、当日行く前の以下の事項を確認しておきましょう。
予約をしてあるからといってなにも確認せずにつれていってしまうと、サロンに到着しても施術してもらえない事態に陥ってしまうかもしれません。
猫の体調、性格を優先する
猫の健康状態に不安がある場合は、当然治療を優先したり、獣医師に相談をしてからトリミングサロンに行くようにしましょう。
猫は環境の変化に敏感であるため、警戒心が強いなど性格によってはトリミングサロンで体調を崩してしまうことがあります。
猫が暴れてしまうと施術できない
猫が暴れてしまうと、施術を断られてしまう場合があります。
毛玉を取らなければならないなど、どうしてもトリミングが必要なときは、動物病院や動物病院併設のトリミングサロンに相談をしましょう。獣医師立ち会いのもと、鎮静剤を使用してトリミングが行う場合があります。
ワクチン接種が必要な場合がある
ワクチン未接種の猫や接種して間もない猫は、施術できない場合があります。
また、愛猫のノミ・ダニ予防を済ませてあることが、施術を受ける必須条件として設定されているサロンもあります。
施術を受けるために何が必要なのか、事前にサロンに確認をしましょう。
まとめ
猫はきれい好きといわれていますが、快適に生活をするためにトリミングが必要な場合があります。
自宅でできれば問題ありませんが、毛玉のカットなどプロの技術が必要になるケースもあります。
自宅から近い場所に猫のトリミングサロンがあるか、確認しておくといいかもしれません。