「運動オンチ」な猫に見られる行動
からだを動かすことが大好き!という猫もいれば、運動自体そもそもあまり好きではない、という猫もいます。愛猫がどちらのタイプに当てはまるのか、そもそもよく分からない…という飼い主さんもいることでしょう。
しかし、「運動オンチ」な猫には、共通してみられるある行動があります。愛猫がこの行動をしていたらもしかしたら…?
そこで今回は、「運動オンチ」な猫に見られる行動について紹介してまいります。
1.おもちゃを上手にキャッチできない
猫用おもちゃを使って遊んであげたは良いものの、なかなか上手くキャッチできなかったり、おもちゃを追いかける動きが鈍い猫の場合、やや運動オンチかもしれません。
もちろんおもちゃが動く速さなどによっては、運動神経の良い猫でもついていけないことがあるので、一概に「おもちゃをキャッチできない=運動オンチ」とは決めつけられません。
しかし、そんなに早いスピードではないのに上手く捕まえられないのであれば、運動が苦手な可能性も考えられます。
2. 高い所から上手にジャンプできない
猫というと高い木の上からなどでも大ジャンプをするイメージを持つ人もいるかもしれませんが、なかには高い所からのジャンプが苦手な猫もいます。
あまりにも高すぎる場所にいる場合は、運動神経の良い猫でも降りられないことがあります。
そんなに高さのない1〜2メートルくらいの距離でもジャンプを躊躇したり、着地に失敗するような猫は、運動オンチの可能性もあるでしょう。
3.走り回る行動を極力避けようとする
猫用おもちゃで遊んであげたり、キャットタワーといった多少のジャンプを必要とするアイテムを与えてあげても、そもそも無関心だったり、動き回りたがらない場合も運動オンチが考えられるでしょう。
運動嫌いで走り回る行動を極力避けたいが故におもちゃを追いかけ回さない、高い所に行きたがらない…という猫もいます。
また、元々は運動が好きなのに、ある日突然急に走り回る行動を避けるようになったのであれば、病気や怪我の可能性も。愛猫がこれに当てはまっていたら、どちらにしろ要注意です。
「運動オンチ」な猫にしてあげたい対策
運動オンチな猫の場合、運動できるようなアイテムをただ与えるだけでは、そもそも興味を示さない可能性が高いです。
そのため、運動をさせたいのであれば「猫の興味をそそるような物」を使って運動させる工夫をしましょう。
お気に入りのおやつをキャットタワーの上に置いて誘導するのもおすすめですし、おやつを中に閉じ込めて使う猫用ボールなども販売されているので、そのようなおもちゃを使うのもおすすめです。
ただし、体調不良の時や、老猫でそもそも激しい運動がそんなに出来ない猫の場合は、くれぐれも無理はさせないように注意してください。
まとめ
「運動オンチ」な猫は、頑張ってからだを動かしてもどこか鈍かったり、そもそも動く事を嫌がったりする傾向にあります。
無理強いしてしまうと、猫も嫌気がさしてしまうので、強制は避けるべきですが、毎日適度に運動を取り入れられるように、愛猫が興味を持ってくれるような対策をしてあげたいですね。
高齢の猫で動きたがらない場合は関節炎を患っている可能性もあります。心臓などが悪く動きすぎるとた疲れてしまいどうしても休憩が多くなってしまう可能性もあります。運動オンチと思いきや何らかの病気が潜んでいるかもしれません。違和感を感じる場合は早めの受診が肝心です。