愛猫が「めんどくさいニャア」と思っているときのサインとは
私達人間が「めんどくさいなぁ~!」と思う瞬間があるように、猫にも億劫だと感じることがあるようです。そんな時は、普段とはちょっぴり違う反応が返ってきます。
ここでは愛猫が「めんどくさいニャア」と思っているときのサインについて紹介いたします。どの飼い主さんでも経験があるのではないでしょうか。
1.チラ見した後ですぐに目を逸らす
愛猫の名前を呼んだ時、一瞬だけ振り向いてすぐに目を逸らすことがあるでしょう。
この行動には「面倒だな」という気持ちや、「今はお外の観察で忙しいんだよ」というメッセージが込められています。
2.しっぽを振る
一切こちらを振り向かずに、しっぽだけ振るパターンもあります。これは、「はいはい」と面倒くさそうな返事を返す時の極意。
呼ばれた後の用事が、既にわかりきっている時の返事としても使われます。
3.ゆっくり伸びをする
猫は次の行動に出る前に伸びをします。これは寝起きで固まった体や頭を働かせるためのアクションです。
実はこの行動、楽しみなイベントが待ち構えいるか否かでスピードが異なるのです。
ご飯の前はサッと済ませてスタスタと歩いきはじめる一方で、気乗りしない遊びに誘われた時はゆっくり伸びをします。「仕方ないなぁ」と、どこかやる気のなさをアピールしているのです。
更に私用でもこの行動は見られます。眠たいけれどお腹がすいている、同じくまだ寝ていたいけれどトイレに行きたい時などです。
4.あくびをする
飼い主さんの声かけに対してあくびをしている時も、やはり気が乗らない証。
「え〜っ、今それやるの!?」といった雰囲気を醸し出しています。特に苦手なブラッシングや爪切りなどが待ち構えていると、いつになくやる気がダウンするでしょう。
愛猫に負荷をかけすぎないように、無理のない範囲で手短に終わらせてあげてください。愛猫が飽きてきたら次回にまわす勇気を持つことも大切です。
5.完全に無視する
日頃から構いすぎる傾向にある人や、苦手な抱っこを強要する人に対しては最初からスルーしてしまうこともあります。
(あの人に関わると、なかなか抜け出せなくて厄介なのにゃ…)という心境です。
猫は危険な目に何度も遭わない対策として、嫌だった出来事をより鮮明な記憶として残します。くれぐれも愛猫の「苦手な人リスト」に載らないように気をつけましょう。
まとめ
猫にも「面倒だにゃ〜」という瞬間があり、そういう時はそれ相応の態度を見せることがわかりました。
愛猫があまり乗り気になれない時は、無理強いせずにそっとしておくことが得策です。ここで空気を読まずにしつこくすると、やがて嫌われてしまう恐れがあります。
ちなみに「めんどくさい」の最上級にあたる行動は完全無視です。苦手な人としてマークされないように気をつけましょう。
普段から愛猫の小さなサインをキャッチできるように、愛猫の行動をよく観察してみてください。