猫と『目が合った時』のNG行為とは?ダメな理由と正しい対応4つ

猫と『目が合った時』のNG行為とは?ダメな理由と正しい対応4つ

もしも猫と目が合ったら、どうしていますでしょうか。実は猫と「目が合った時」にしてはいけないNG行為があります。おそらく人間側は良かれと思ってあえてしていたことが、実は猫にとっては意味合いが違って誤解されていたかもしれません。そこで今回は、猫と「目が合った時」にしてはいけないNG行為を4つ紹介いたします。

猫と「目が合った時」のNG行為とは

見つめてくる猫

たとえば初対面の猫と目が合った時やお迎えしたばかりで人馴れできていない猫と目が合った時に、どのような反応をしていますか。

なぜかいつも逃げられてしまうという方は、無意識に猫社会におけるルールに反した行為をしてしまっているかもしれません。

そこで今回は、猫と「目が合った時」に絶対にしては行けないNG行為を紹介いたします。なぜNGなのか、何が適切なのかも合わせて解説していきます。

1.見つめ返す、じっと見つめる

子猫を正面から見つめる

初めて出会った猫に見つめられたら嬉しくなりますよね。そして、ついつい見つめ返してしまうのではないでしょうか。さらに、そのまま見つめ続けてしまうことが多いでしょう。

しかしこれは、猫にとってはNGな行為なのです。

猫社会において、見つめ合う行為はご法度とされています。なぜなら「喧嘩を売る」という意味を持つからです。

そのため、猫から視線を感じた際は、目を合わさないように注意しながらそっと観察してみてください。

2.接近する

手に警戒する野良猫

たとえ猫がこちらを見ていても、すぐに接近するのはNGです。猫は人を大きな猫だと認識しているので、強そうな猫がグイグイ迫ってくる状況が怖くて仕方ありません。

そもそも、こちらのことを気にする理由も最初から好意を持っているとは限りません。バッグチャームの音や、いつも同じ時間帯に通る人に何となく興味を持っているだけという動機が多いからです。

同じ猫と頻繁に顔を合わせているのであれば、まずは目を逸らし姿勢を低くします。そして、優しく声をかけてみましょう。一連の動作が済んだら、そっとその場を去りましょう。

この流れを毎回続けることで、少しずつその猫の警戒心が緩んでいく可能性があります。

3.カメラを向ける

茂みから見つめる猫

親しくなっていない猫が見つめていても、いきなりカメラを向けるのはNGです。驚いて逃げてしまいます。

実は、カメラのレンズが「目」に見えてしまうのです。こちらが目を逸らしたとしても、カメラに見つめられることで警戒してしまいます。

撮影したい場合は遠目から構えるか、警戒心が薄れてからにすると良いでしょう。

4.手を叩いて「おいで!」という

手をにらむ猫

猫は聴覚が優れているので、音には敏感です。だから、手を叩きながら「おいで」と言われても警戒されてしまいます。

猫とお近づきになりたい時は、しゃがみ込んだ姿勢で人差し指を立ててみてください。これが手を叩く合図の代わりになります。ある程度顔なじみになってきたら、猫のほうから接近してくるかもしれません。そのままの状態で待ちましょう。

猫は尖ったものを見つけると鼻を付ける習性があります。この癖を上手く活用するのです。ここまで来ればにおいを覚えてもらうチャンス。ただし、最初から撫でようとしてはいけません。

あくまでも猫に任せ、自由にさせておきます。やがて、スリスリしてくれるようになったら撫でてあげます。

まとめ

見あげるちょっとお怒りの猫

既に家族になっている猫の場合は、人間同士のコミュニケーションについて熟知しています。そのため、お互いに見つめ合っても問題はありません。

しかし野良猫の場合や、まだ人馴れしていない猫の場合は、猫同士のルールに則った反応を返して来ます。そのため、今回紹介した行為がNGとなってしまうのです。「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、はじめましての猫との挨拶は、猫の社会におけるものに合わせてあげましょう。

最後に余談ですが、野良猫と親しくなって触れ合う機会が多くなった後は、帰宅後の手洗いと着替えを忘れずに行いましょう。家に猫がいる場合は、思わぬ感染症が移る可能性があるからです。

初対面の猫を怖がらせないと同時に、愛猫の健康も冒さないことが大切です。

スポンサーリンク