1.お供えのお月見団子を手作りする
十五夜は美しい中秋の名月を眺めて、収穫に感謝をする行事です。
お月見団子やススキ、秋に収穫した野菜や果物をお供えして猫と一緒に作物の収穫に感謝しましょう。
そこで、猫が食べられる「お月見団子」を手作りして楽しんでみてはいかがでしょうか。
《材料》
- さつまいも 40g
- きな粉 大さじ1
- 上新粉 15g
- 猫用ミルクまたは水 大さじ1
《作り方》
- さつまいもを一口大に切り茹でてペースト状にする
- 【1】にその他の材料を加えて混ぜる
- 5等分にして丸める
- 沸騰したお湯に丸めた生地を入れて茹でる
- 浮き上がってきたら冷たい水にさらす
なお、ススキの葉の縁はカギ状になっていて皮膚に擦れると切れてしまうことがあるので注意しましょう。また、秋の花粉症がある猫は、ススキの花粉で症状が出ることがあるのでお供えするのは控えた方が安心です。
秋が収穫時期の野菜や果物の中には、猫が口にすると危険なものがあります。例えばイチジクには、猫が口にすると下痢を引き起こしたり、肌に触れると炎症を起こしたりする成分が含まれています。
生の里芋は触れるとかゆみを引き起こします。尿路結石のリスクもあるため、結石の心配がある猫には与えないほうが安心です。さらに、ブドウは急性腎不全を起こすおそれがあります。
2.十五夜の思い出を撮影する
お供物と並んで写真をとったり、十五夜にちなんでうさぎの被り物などをして撮影したりすると思い出に残すことができます。
ただし、猫の写真を撮る時は、フラッシュの使用は避けましょう。強い光が猫の目に負担となる可能性があります。
また、カメラを向けられることや衣装を着るのが苦手な猫もいます。衣装をつけることでパニックになって怪我をする恐れもあるので、無理は禁物。嫌がるようであれば、すぐに外してあげてください。
撮影は時間をかけずに素早く行って、猫にストレスを与えないように配慮しましょう。
3.お月見団子や秋の野菜、果物を食べる
人間用のお月見団子と一緒に、愛猫のために冒頭でご紹介したような猫用のお月見団子や茹でたさつまいもなどを準備して、一緒に味わってみましょう。
猫がのどに詰まらせないように、サイズを普段食べているドライフードと同じくらいの大きさに小さくしてから少量を与えます。アレルギーや持病がある猫は事前に獣医師に相談してから与えてください。
なお、猫が食べるのを嫌がったら無理に食べさせる必要はありません。
4.猫と一緒に月を眺める
部屋の照明を消して、猫と一緒に静かにお月見をしてみるのもいいですよね。窓を開ければ秋の虫の音も聞こえて猫も耳を澄まして楽しんでくれるかもしれません。
なお、窓を開ける際は柵を取り付けるなど、脱走防止対策をしましょう。
また、窓を開ける際には、蚊の侵入にも注意が必要です。蚊の侵入を放置してしまうと、猫が蚊が媒介する寄生虫に感染するおそれがあります。定期的に駆虫薬を使用するなど予防を行いましょう。
まとめ
十五夜は猫と一緒にお月見団子や旬の野菜や果物をお供えしたり、食べたりすることができます。
猫が食べられないものに注意したり、脱走防止対策などをしっかり準備した上で、愛猫と「十五夜」を楽しく過ごしましょう。