猫を「歯周病」にする悪習慣とは?
放置しておくと重大な症状に繋がることもある猫の「歯周病」。実は猫という生き物は人間よりも歯周病にかかりやすいといわれており、3歳以上の猫の多くが歯周病になるともいわれています。
そこで今回は歯周病になりやすい猫の悪習慣についてまずは紹介していきましょう。
多くの猫に当てはまりやすい習慣もあるので猫を飼っている人は要チェックですよ!
1.歯磨きを全くしない
猫も人間と同じように、食事をすると食べ物のカスが口の中に残り、歯垢ができやすくなります。この歯垢をそのままにしてしまうと、歯石の原因となって細菌が発生し歯周病の原因となってしまうのです。
歯磨きを定期的に行っていれば歯垢をある程度除去できるのですが、歯磨きを怠ってしまい歯周病にかかってしまう猫はとても数多くいます。
ペットショップなどでは猫用の歯ブラシや歯磨きできる猫用のおやつも販売されているので、ぜひこのようなアイテムを使って愛猫の歯磨きを定期的に行いましょう。
猫によっては歯磨きを極端に嫌がることもあるので、お互いに怪我のないよう無理のない範囲で行ってください。
2.口の中に異変があるのに放置している
口臭がきつくなったり、猫が口の中に違和感を感じているようであれば、それは歯周病の初期段階に足を踏み入れているかもしれません。
その状態を放置してしまうと症状がさらに悪化してしまい歯周病がどんどん進行してしまうことも…。
少しでも猫の口の中に異変があるような場合は、早めにかかりつけの動物病院で相談してみるのがよいでしょう。
3.免疫力が低下している状態を放置している
免疫力が落ちていると歯周病にかかりやすいともいわれています。
猫エイズウイルスの感染症など、どうしようもない原因のこともありますが、寒暖差や猫風邪、環境変化のストレスなどちょっとした体調不良や免疫力の低下はどんな猫にもありえることです。そのような時こそこまめなチェックや歯周病予防がとても大切になってくるのです。
多少免疫力は落ちているけど大したことないから!といってその状態を放置してしまうと、歯周病を招く原因になってしまうかもしれません。
猫の「歯周病」を自宅でチェックする方法
猫の歯周病の悪化を防止するためには、人間同様に口内をこまめにチェックし、疑わしい症状が見られたら早めに対処してあげることが重要です。
自宅で手軽に愛猫の歯周病をチェックする方法としては、歯茎や歯の状態、口臭などを確認するのがおすすめです。
歯茎が赤く腫れていないか、歯石がついていないか、グラグラしている歯がないか、口臭は以前よりもキツくなっていないか…というような確認を定期的に行うようにし、少しでも異変を感じたら獣医さんにも診てもらうようにしましょう。
まとめ
猫は歯周病にかかりやすい分、日頃からこまめにチェックしたり悪習慣が続かないように管理してあげる必要があります。
歯周病対策を全くやっていなかった飼い主さんは、今一度愛猫の歯周病について確認してみましょう。
また、ご自身についても、今回紹介したような悪習慣を愛猫に対してしていないかどうか、ぜひ確認しておくことをおすすめいたします。