いろんな機能を持ったキャットフードがある
キャットフードを選ぶときに重視すべきポイントはなんでしょうか?
選び方について調べると「総合栄養食を選ぼう」とか「グレインフリーがおすすめ」といったさまざまな情報が見つかるはずです。
もちろんそれらも重要なことですが、実は同じくらい大切なのが「どんな機能を持ったキャットフードなのか」という点です。
ペットショップや動物病院などで購入できるキャットフードには、以下のような機能を持ったものがあります。
- 愛猫の健康状態や気になる症状に合わせたフード
- 年齢や状態(妊娠中など)に合わせたフード
- 猫種ごとの特徴に合わせたフード
愛猫に健康でいてもらうためには、機能別のフードの種類や特徴をしっかりと理解したうえで、愛猫にぴったりのキャットフードを選ぶことが重要なのです。
機能性キャットフード
機能性キャットフードとは、肥満対策や毛玉対策など猫の健康を維持していくうえで気になる点をケアをするように配慮されたキャットフードです。人間の食べものにたとえれば、健康を維持するためのサプリメント的な成分を強化した食事と言えます。
ただし機能性キャットフードには、療法食のような病気を治したり予防したりといった効果はありません。
機能性キャットフードはあくまでも、毛玉を吐きやすい、肥満気味だなど猫の気になる点をサポートするためのフードだと考えましょう。
体質や健康面で気になる点がなければ、ふつうの総合栄養食をおすすめします。総合栄養食とは、そのキャットフードと水だけで猫にとって必要な栄養素を摂取できるように配慮された猫の主食です。
ライフステージ別キャットフード
ライフステージ別キャットフードは猫の年代に合わせたもので、キトン(子猫用)、アダルト(成猫用)、シニア(老猫用)に分かれています。
人間でも子どもと大人とでは必要な栄養素や摂取カロリーが異なるように、猫もライフステージによって必要とする栄養素に違いがあります。
ライフステージ別キャットフードは、それぞれのライフステージに適した栄養バランスで、猫の健康を維持するように配慮されています。愛猫の年齢に合ったキャットフードを選ぶようにしましょう。
またこれらとは別に子猫から老猫までに対応したオールステージ(全年齢用)もあります。ライフステージの異なる猫を多頭飼いしている場合におすすめです。
猫種別キャットフード
猫種別キャットフードは、それぞれの猫種の特性や体質などが考慮されています。
たとえば長毛種の猫は毛玉ができやすく吐きやすい傾向がありますし、猫種によってかかりやすい病気があったり、運動量に違いがあったりもします。そのため必要とされる栄養バランスなどが異なるのです。
またペルシャやヒマラヤンをはじめとする短頭種とシャム猫やバリニーズなどの長頭種では、食べやすいキャットフードの形状に違いがあります。
一般的なキャットフードでも猫の健康には十分に配慮されていますが、もうちょっと工夫されているのが、猫種別のキャットフードです。猫種の健康、特性、身体的特徴に配慮しているため、よりその猫種に適したキャットフードと言えるでしょう。
まとめ
キャットフードにはさまざまな機能を持ったものがあります。今回は代表的なものをいくつか紹介しました。
猫も人間と同じで、筋肉や骨、血、肉などすべては食べたもので体が作られています。食事をおろそかにするのは、健康を捨てていると言っても過言ではありません。
愛猫の健康を守るためには、食について知り適切な食事を選ぶことが重要なのです。
キャットフード選びにはさまざまな基準がありますが、今回紹介したような機能別で選ぶのも良いでしょう。キャットフード選びに悩んでいるなら、ぜひ参考にしていただければと思います。