猫のクローン!?実在した2匹のお話

猫のクローン!?実在した2匹のお話

過去に「猫のクローン」が作られたことがあるというのをご存じでしょうか。今回は猫のクローンはどのようにして作り、どのくらいの費用がかかるのかについて紹介します。また過去に作られた、猫のクローンの特徴についても解説していきますよ!

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クローン猫とは

自分とそっくりな植木を持つ猫

クローンというと、馬や豚、犬といった動物に対して行われているイメージを持つ方も多いでしょう。特に、初めて体細胞を利用して作られたクローンである「ドリー」という羊の話は、クローン研究について調べたことがある人なら知っているかもしれません。

しかし、クローンが作られているのはこれらの動物だけではありません。実は、猫のクローンも実際に作られているのです。

クローンの猫は一体どのように作られているのか、費用はどのくらいかかるのか、過去にどのようなクローン猫が作られたのかについて、今回は詳しく紹介していきます。

クローン猫の作り方は?

研究される猫

クローン猫を作るには、まずコピー元となる猫のDNAが必要になります。そのDNAから受精胚を人工的に作り出し、受精胚を代理出産する猫の体内に移して出産をさせます。
そのような過程をたどって産まれてきた猫が、クローン猫です。

クローン猫を作る費用はどのくらい?

2018年の段階では、クローン猫を作るペットビジネスは展開されていません。
しかしビジネスとしてクローン猫を作ることを引き受けた事例が過去に1件だけあります。その時に依頼主が支払った費用は、約510万円だといわれています。

そうして作られたのが、後述しているクローン猫の「リトルニッキー」です。倫理的な問題は今でも議論されていますが、費用的な面においてクローン猫を作ることは可能だといえるでしょう。

クローン猫の紹介

鏡にうつる長毛種の猫

ここからは、実際に過去に作られたクローン猫について紹介します。
クローン猫の成功例として発表されているのは、今のところ2匹います。「CC」と「リトルニッキー」という猫です。

それぞれ、どのような猫だったのか以下の項目で解説していきます。

クローン猫の「CC」

CCは2001年12月22日に生まれた、世界初のクローン猫です。
CopyCat(コピーキャット)を略してCCという名前が付けられました。クローン猫というと「元となる猫のそっくりさんを作る」という印象を持っている方が多いかと思います。

しかしCCの場合、元となった猫とは見た目や性格が大きく異なっていたのです。
CCのDNAを提供したのは、レインボーという三毛猫でした。しかしCCは、サビ色の縞模様をした毛を持ち、お腹の毛は真っ白だったため、完全なコピー猫というには程遠いといえるでしょう。

またレインボーは少しぽっちゃりとしていて、おとなしい性格の猫でした。
一方、CCはほっそりとした体型で、活発な性格の猫だったといいます。同じDNAから作ったはずなのにここまで大きな違いが出た理由は、代理出産をした猫にあるのではないかと考えられています。

代理出産をした猫の毛色はCCと似たようなサビ色をしていたため、その毛色の特徴をCCが受け継いだのでしょう。

CCはメス猫で、2006年には健康な子猫を4匹も産みました。子猫を産んだ後も、CCやその子猫は元気に生活をしていたと発表されています。

クローン猫の「リトルニッキー」

Maine Coon 2.JPG
By Wikimaster97 and SecretMaster101 - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, Link

CCに続き二匹目のクローン猫として誕生したのが、先ほどもチラっと紹介したリトルニッキーです。

リトルニッキーは2004年10月17日に誕生しました。リトルニッキーの元となったのはニッキーという猫です。品種はメインクーンで、17歳まで生きた猫でした。

CCは毛色や性格が元の猫と大きく異なっていましたが、リトルニッキーはニッキーの見た目や性格と似ていました。

メインクーンの特徴でもある長毛で、ふわふわとした毛や、茶・黒・白といった色が混じった毛色もそっくり。そして驚くことに、猫にしては珍しいといえる「お風呂が好き」という特徴までしっかりと受け継いでいたのです。

リトルニッキーもCCと同じく、クローン特有の副作用や病気にはかからなかったそうです。しかしそれ以外の原因により、その後亡くなったと報じられています。

※画像はリトルニッキーに似たメインクーンの画像です。

まとめ

毛色がそっくりな二匹の猫

猫に限らず、クローンに関しては倫理的な問題が問われているため、今すぐにペットのクローン化が一般的になることはないでしょう。とはいえ、遠い将来に猫のクローン化がビジネスとして展開される可能性はあります。

技術が更に進歩して、完全にそっくりな猫を作り出せるようになるかもしれません。
しかしクローン猫にだって自我があり、コピー元の猫とは違う個体なのだということをしっかり認識しておきたいですね。

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