抱っこが好きな猫の共通点とは?
猫は自由に身動きがとれない状況を嫌うので、基本的には抱っこが苦手な子が多いとされています。
また猫の特徴である警戒心の強さやマイペースな性格も、抱っこで体が拘束されることへの抵抗感を生んでいるようです。
とはいえ猫の性格にも個性があり、抱っこされるのが好きな猫もいます。なかには飼い主さんに自ら「抱っこして~♡」とアピールする子もいるとのこと。
抱っこが好きな猫には、甘えん坊で飼い主さんとのスキンシップが大好きという共通点があります。
一般的にはメスよりもオスの方が甘えん坊に育ちやすいので、オスはメスよりも抱っこが好きな可能性が高いでしょう。
また猫種によっても、ある程度性格の傾向が違います。抱っこをさせてくれる猫と暮らしたい方は、猫を飼う時に抱っこ好きな子が多い猫種から選ぶとよいのではないでしょうか。
抱っこ好きな傾向がある猫種
1.ラグドール
英語で「ぬいぐるみ」という意味を持つラグドールは、その名の通りまるでぬいぐるみのように抱っこされることを好みます。
ラグドールは甘えん坊なだけでなく、穏やかで従順なところも魅力です。信頼している飼い主さんはもちろんのこと、まだ猫を上手に抱っこできない子どもや、初めて会った人にも体を預けて抱っこさせてくれる子もいるようですよ。
2. スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドは甘えん坊で人懐っこい傾向があり、抱っこが好きな子も多いです。
活発に動き回るよりも飼い主さんと一緒にのんびり過ごすことを好むので、スコティッシュフォールドが飼い主さんに寄り添ってリラックスしている時は、膝の上で抱っこしてあげると喜ぶかもしれませんね。
3. シャム猫
シャム猫は警戒心が強いので誰にでも懐くわけではありませんが、一度心を許した飼い主さんに対してはとても甘えん坊になります。
抱っこを好むだけでなく、飼い主さんと一緒に遊んだり話しかけてもらったりすると喜ぶ子が多いですよ。
また自分から飼い主さんの膝や肩に乗ってきたり、「にゃ~にゃ~」と鳴いて話しかけてきたりすることもあります。
4. ヒマラヤン
ヒマラヤンは温厚で優しいペルシャと、甘えん坊なシャム猫をかけあわせて生まれた猫種なので、飼い主さんに抱っこされてのんびり過ごすことを好む傾向があります。
また運動が苦手な傾向もあるので、抱っこが中心のスキンシップでは運動不足から肥満になりやすいのが問題です。
ヒマラヤンの飼い主さんは、おもちゃで一緒に遊ぶなどして積極的に運動させるよう心がけたいですね。
5. ノルウェージャンフォレストキャット
甘えん坊で人懐っこく、忠実さと賢さを併せ持っているノルウェージャンフォレストキャットは、犬のような性格の猫種だといわれています。
ノルウェージャンフォレストキャットは体が大きいので、抱っこをしていると飼い主さんの腕が疲れてしまいますが、ふわふわの豊かな被毛の抱き心地には大いに癒されるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:タルト♂ / ラグドール / 1kg
甘えん坊で抱っこが好きな傾向がある猫種をご紹介しました。とはいえ猫の性格や抱っこが好きかどうかは、猫種だけで決まるわけではありません。
はじめは抱っこが好きだった猫も、飼い主さんの抱っこの仕方が不安定で怖い思いをしたり、嫌がっている時に無理に抱っこされたりすると、次第に抱っこが苦手になっていくので注意してくださいね。
反対にもともとは抱っこが苦手だった猫でも、根気よく練習して慣らすうちに抱っこが好きになる可能性があります。愛猫に抱っこを好きになってもらいたいのなら、ぜひ抱っこの練習をしてはいかがでしょう♪
抱っこの練習は、愛猫の負担にならないように焦らずゆっくり行うことが大切です。
飼い主さんが立った状態で抱っこすると高さがあって猫が恐怖を感じやすいので、まずは座った状態で膝の上で抱っこする練習からはじめてみてくださいね。