「長寿」の猫種BEST3!
日本においてご長寿さんになりやすい猫種があるとすれば、どの猫種かご存じでしょうか。
今回は、長生きだといわれている猫種のベスト3を紹介いたします!
かならずしもこの3種が長生きというわけではありませんので、参考程度にしてください。
ちょっぴり意外なその理由にもぜひ注目してみてくださいね。
1位.日本猫(雑種)
今や約15歳まで伸びた猫の平均寿命。その中でもとりわけ長生きなのが、「日本猫(雑種)」です。
生粋の日本猫ということもあり、『環境に馴染みやすい』というのが第一の理由です。
しかしより興味深いのは、日本猫(雑種)は『遺伝的な疾患が少ない』ことです。これは雑種ならではの強みで、様々な遺伝子が交わることで弱い部分が相殺されて丈夫になります。そして日本猫の多くは野良猫として生きてきた経験を持ち、自然と体が鍛えられた状態になることです(具体例:高い免疫力を持つ)。
ただし、過酷を極める外の環境は良い面ばかりではありません。寄生虫、怪我や感染症が致命傷になるケースもあります。
保護した後は安心して過ごせるように、完全室内飼育で育ててあげましょう。
2位.アメリカンショートヘア
純血種と呼ばれる猫種の中でも、短毛種は長寿になりやすい傾向にあります。その代表格が「アメリカンショートヘア」です。
アメリカンショートヘアは「アメショ」の愛称を持ち、独特のマーブル模様がチャームポイントです。
アメショは社交的で、人と遊ぶことを好みます。家庭に馴染みやすいので、ストレス関連の病気には強く、丈夫な猫種になります。
ただし肥満になりやすいこと、肥大型心筋症に注意が必要なことなど、気をつけてほしいことがあります。
3位.ラグドール
純血の長毛種の中で、ご長寿さんになりやすいのは「ラグドール」です。ラグドールは「ぬいぐるみ」という意味で、その名の通り抱き心地が良いモフモフの猫です。
他の純血種と比較すると病気のリスクが少ないため、長生きしやすいといわれています。性格も温厚で、スキンシップを好んで受け入れてくれる子が多いという特徴があります。
抱っこ好きとしても有名な猫ですが、そこには個体差があるようで、「抱っこはさせてくれない」と嘆く飼い主さんもいます。実際にお迎えした際は、その子の個性を尊重してあげることが大切です。
遺伝的な疾患こそ少ないラグドールですが、心筋症・尿路結石・毛球症などの病気には注意が必要です。
まとめ
今回は、「長寿」の猫種ベスト3を紹介いたしました。日本で生まれ育った日本猫が堂々の1位という結果でしたね。
該当する飼い主さんはとても嬉しく誇らしいと思います。ただ、ここでは紹介されていない猫と暮らす飼い主さんも落胆することはありません。
いかなる猫にもご長寿さんになるチャンスがあるからです。特に重要なのは、病気や異変の早期発見です。
新鮮なお水がいつでも飲める環境と、異変に気づいたら迷わず動物病院に相談するフットワークの軽さを心がけましょう。