猫の輪廻転生にまつわる話
1.猫は9つの命を持っている
「猫に九生あり」ということわざをご存じでしょうか?猫の生命力の強さや身体能力の高さを根拠に、猫は9つの命を持っていて、一度死んでしまっても8回生まれ変わることができるという説があるのです。
また、亡くなった猫は毛皮を着替えて戻ってくるという言い伝えもあり、また猫に生まれ変わって飼い主さんのもとに帰ってくると信じられています。
毛皮を着替えて見た目が変わっても、飼い主さんが「あの子の生まれ変わりかも!」とわかるような、何らかの特徴や共通点を持っていることが多いそうですよ。
2.猫が他の動物や人間に生まれ変わることもある
猫が前世と別の猫種や性別に生まれ変わることは珍しくなく、時には犬や鳥などの他の動物に生まれ変わることもあるといわれています。
可愛がっていた愛猫が亡くなった後に、なぜか妙に心惹かれる犬に出会ったという場合には、その犬が愛猫の生まれ変わりなのかもしれませんね。
また、猫が人間に生まれ変わることは稀ですが、可能性はゼロではないようです。亡くなった愛猫が転生して、飼い主さんの赤ちゃんとして生まれてくるという奇跡的な出来事もあるとのこと。
3.猫は亡くなってから1年ほどで生まれ変わる
動物は人間よりも、亡くなってから生まれ変わるまでにかかる期間が短く、猫は早ければ数時間、ほとんどの場合は1年ほどで生まれ変わるといわれています。
また愛猫の転生の時期が近づくと、飼い主さんが愛猫の気配を感じたり、今まで以上に愛猫との思い出がよみがえってきたりといった前兆があるようです。
飼い主さんが愛猫の生まれ変わりに気づく瞬間
亡くなった愛猫が生まれ変わったとしても、再会した時に気づけなかったらどうしよう…。そのような不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
生まれ変わった愛猫と再会した飼い主さんは、主に以下のような瞬間に「あの子の生まれ変わりだ!」と気づくそうですよ。
- 出会った瞬間に直感した、運命を感じた
- 理由はわからないけれど、なぜか心惹かれた
- 愛猫と被毛の色や柄などがそっくりだった
- 愛猫と共通する性格や体質、仕草、好き嫌いなどがあった
- 出会ったばかりなのに、ずっと一緒にいたかのように身近に感じられた
出会った瞬間に生まれ変わりに気づくこともあれば、新しい猫をお家に迎えてから「あの子なのでは?」と気づくこともあるようですね。
とはいえ猫が犬や鳥、人間に生まれ変わる可能性もゼロではないので、亡くなった愛猫の生まれ変わりを探すのは簡単なことではないでしょう。
そもそも、飼い主さんが亡くなった愛猫の生まれ変わりを必死に探し求めているうちは、愛猫も飼い主さんが心配で成仏できないため、転生するタイミングが遅れてしまうといわれています。
いつか愛猫と再会したいと願うのなら、まずは飼い主さんが悲しみから立ち直って、愛猫を安心させてあげることが大切なのです。
もちろん愛猫との別れを乗り越えることは難しいですが、「いつかまた会えるはず」と信じて少しずつ前を向くことで、愛猫との再会の日は近づくことでしょう。
まとめ
輪廻転生というスピリチュアルな話は、信じている人もいれば胡散臭いと感じている人もいるかと思います。人や動物が生まれ変わることを証明できるわけではないので、信じるかどうかは自分次第です。
しかし亡くなった愛猫が生まれ変わると信じることは、愛猫を失った悲しみに暮れる飼い主さんにとって希望になるはずです。
何より「生まれ変わって会いにきてほしい」と願うほど飼い主さんに愛されることは、猫にとっても幸せなことではないでしょうか。
もしも本当に愛猫の生まれ変わりだと感じる存在に出会えた時には、再び出会ってくれたことに感謝して、またその子のことを幸せにしてあげたいですね。