1.飼い主に甘える
猫の退屈サインとしてまず挙げられるのが、飼い主さんに甘えること。足元にすり寄って来たり、鳴きながら近づいてきたときは「ヒマだからかまって〜」と飼い主さんに訴えかけているのかもしれません。
中には作業中の飼い主さんをジャマしてでも、かまってもらおうとする子もいます。新聞や雑誌を読んでいたり、パソコン作業をしているときに、目の前に猫が座りこんで妨害してきた、という経験はありませんか?
この行動も、「退屈だからかまってほしい」という猫なりのサインなのです。決して悪気がある訳ではないため、叱らないであげましょう。
2.室内を徘徊する
退屈している猫の行動として、室内をウロウロ徘徊することも挙げられます。自分の縄張りである室内をパトロールしながら、なにか面白いことはないか探しています。
猫がウロウロしているときに、おもちゃなどで遊びに誘ってあげると反応が良いかもしれません。気分転換を兼ねて遊びに誘ってみましょう。
3.部屋を見渡している
猫が部屋の中を一望できる高い場所でボーっとしているときも、退屈している可能性が高いです。ウロウロ徘徊しているときと同様、縄張りを監視しながら何かおもしろいことはないか部屋の中を観察しています。
このときも前章同様に遊びに誘うのはアリですが、実は部屋を見渡しながらそのままお昼寝してしまう猫も少なくありません。もしおもちゃで誘っても反応が薄い場合はお昼寝タイムが近いのかもしれないので、そのままそっとしておいてあげましょう。
退屈を解消するためには
猫の退屈さを解消するための方法は、その猫の性格や環境によって様々あります。
たとえば、下記のような工夫はすぐに実践しやすいです。
- 窓辺に居場所を作って外を見られるようにする
- キャットタワー等運動できる環境を用意する
- こまめに遊んであげる
猫も人間同様、退屈な生活はつまらないと感じてしまいます。愛猫のストレスが溜まらないように適宜様子を見ながら、猫が退屈を解消できる工夫を施してあげましょう。
まとめ
猫が退屈を感じるのは、生活に刺激が少ないからです。
猫は元々、環境の変化やトラブルなどに敏感で、ストレスを感じやすい動物です。しかし、まったく刺激がないのもそれはそれで退屈ですし、繊細な猫にとってはストレスに繋がる懸念があります。
猫はストレスが溜まり過ぎると問題行動が多くなったり体調を崩しやすくなるため、退屈と感じているような状況を解消し、暮らしやすい環境を整えてあげることが必要です。