1.鼻にキスをする
仲の良い猫同士の挨拶のひとつが、キスをするように鼻をくっつけ合うことです。お互いの鼻の匂いを嗅ぐことには情報を交換するとともに、相手に敵意がないことを示す意味もあります。
猫は飼い主さんに対しても鼻先を近づけてキスをしてくれることがあるので、親愛の気持ちがこもった挨拶として受け止めましょう。
猫が顔を近づけるのは信頼している相手だけなので、まだそれほど仲良くなれていない時には鼻にキスはしてもらえません。もっと仲良くなりたいのなら、まずは鼻ではなく指先の匂いを嗅いでもらうとよいでしょう。安心できる匂いだと判断されると、愛猫がそのまま近寄ってきてスキンシップを求めてくるかもしれませんよ♪
愛猫との距離が縮まっている場合は、愛情表現として飼い主さんから愛猫の鼻にキスをしてもOKです。しかしまだ心を許してもらえていない段階で愛猫に顔を近づけると、余計に警戒されてしまうので注意してくださいね。
2.目が合うと細める、ゆっくり瞬きする
猫にとって相手の目をじーっと見つめるのはケンカを売っていることになるので、目が合ったらあえて目を逸らすというのが猫界のマナーです。また目を細めたりゆっくり瞬きしたりすることで「敵意はないよ」「信頼しているよ」と伝え、猫同士の絆を深めているといわれています。
飼い主さんにじーっと目を見つめられた場合も、猫は不快な気持ちになるので気をつけましょう。愛猫と目が合った時に目を細めたりゆっくり瞬きをしたりすると、「大好きだよ」と伝えることができるので、ぜひ試してみてくださいね!
3.体をスリスリしてお互いの匂いを付ける
猫同士のコミュニケーションにおいて、匂いは重要です。猫は相手の匂いを嗅ぐことで「どこから来たのか」「何をしていたのか」といった情報を得るので、お互いの匂いを確かめることは仲良くなるための第一歩。つまり、挨拶のようなものだといわれています。
また猫は知らない匂いに対して警戒心を抱くので、相手に仲間のしるしとして自分の匂いを付けるために、お互いに体をスリスリと擦りつけ合うことが多いです。相手から自分の匂いがすると、猫は安心して一緒にいられるということですね。
飼い主さんに対して愛猫が体を擦り付けてくるのも、飼い主さんのことを仲間として認めているからこそ、自分の匂いを付けようとしているのです。愛猫にスリスリされた時は、飼い主さんもお返しに愛猫の体を優しく撫でてあげると、猫同士が体を擦りつけ合うのと同じように絆が深まるのではないでしょうか。
まとめ
今日のねこちゃんより:ラブ♂ / 12歳 / 雑種(ミックス) / 5.4kg
猫同士がどのように絆を深めているのか、主なコミュニケーション方法を3つご紹介しました。猫は人間と猫を区別しておらず、飼い主さんのことも「大きな猫」と認識しているという説があります。
ということは人が猫と仲良くなりたい時には、人間ならではのアプローチを試みるよりも、猫同士のコミュニケーションを参考にするのがよさそうですよね。愛猫ともっと仲良くなりたいという方は、ぜひ猫同士のコミュニケーション方法を真似してみてはいかがでしょう♪