夏の通院が危険な理由とは
日本の夏は毎年猛暑になることが多く、できるだけ外に出ないようにしている人もいるかもしれません。
とはいえ、大切な家族の一員である愛猫が体調を崩してしまった場合、たとえ猛暑日だったとしても病院へ連れていかなくてはいけないですよね。
通院しなくては治らない病気や怪我もたくさんあるのですが、夏に猫を外に連れ出して通院するのには様々なリスクが伴うことをご存知でしょうか。
今回は、そんな「夏の通院」が危険な理由と対策方法について詳しく解説してまいります。
1.キャリーの中に暑さがこもりやすい
猫のキャリーは中が狭かったり風通しが悪いものが多いため、どうしても熱がこもりやすい傾向にあります。
しかし、通院する道中で熱がキャリー内にこもりすぎてしまうと、暑さのせいで猫が体調を悪化させてしまったり、熱中症になってしまったりする危険性があるため、注意しなくてはいけないのです。
そのため、できるだけ風通しのよいキャリーを用意しておくのがおすすめといえるでしょう。
また、中が狭ければ狭いほど熱もこもりやすいので、広めのキャリーを用意して少しでも暑さを軽減してあげるのがベストです。
2. 脱水症状になる可能性がある
夏といえば、当然水分補給も非常に重要です。通院中、愛猫に水分補給をさせるタイミングを作ってあげないと、脱水症状になる可能性があります。
病状によっては水分の摂りすぎはNGだったり、そもそも水分を摂取してくれない場合もあるかもしれませんが、そうではないのなら、移動中でもできるだけ水分補給させてあげましょう。
3.車で移動する時も要注意
車を持っている飼い主さんは、車移動で通院する場合も多いことでしょう。しかし、車移動自体は問題なくても、夏の車内は尋常ではない暑さがこもりやすいのはご存じの通りです。
エンジンをかけ始めたばかりのタイミングや、クーラーを切っている間は車内は高温になる傾向にあるため、注意しないと猫が熱中症になりやすいといえるでしょう。
「猫を車内に移動させる前にあらかじめエンジンをかけてクーラーを効かせておく」「たとえ短い時間でも、クーラーを切っている車内に猫を絶対に置きざりにしない」という点を意識しながら車移動するようにしましょう。
まとめ
夏の通院は、人間だけでなく猫も熱中症や脱水症状にならないように、暑さ対策や水分補給をしっかり行う必要があります。
猛暑日でも猫ができるだけ快適に通院できるように、飼い主さんはしっかりと準備と対策を行っていきましょう。