猫に与えると危険な夏の食べ物・飲み物
1.ニラ
スタミナをつけるために、夏場はニラが料理に使われることが多いですが、猫にニラを与えるのは危険です。ニラはネギの仲間なので、猫が食べると長ねぎや玉ねぎを食べてしまった場合と同様に、中毒症状を引き起こします。
ネギ類に含まれている「アリルプロピルジスルファイド」という成分のせいで、重度の貧血になってしまう可能性があるので、猫にニラは絶対に食べさせないでくださいね。
2.トウモロコシ
トウモロコシは猫に有害な成分が含まれているわけではありませんが、消化の負担になりやすいので注意が必要です。愛猫がトウモロコシを欲しがっても、加熱して柔らかくしたものを3粒程度与えるのみに留めましょう。
また穀物アレルギーの猫は、トウモロコシでアレルギー症状が出てしまうので食べさせてはいけません。愛猫のアレルギーや消化不良が心配な場合は、念のためトウモロコシは与えないほうが安心です。
3.マンゴー、パパイヤ
南国のフルーツであるマンゴーやパパイヤは、夏になると食べたくなる方も多いでしょう。猫がマンゴーやパパイヤを食べるのは絶対にダメというわけではないのですが、実はマンゴーとパパイヤはアレルギーのリスクが高い食べ物です。
口のかゆみや炎症といったアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、できれば与えたくないですね。猫に果物を食べさせてあげたいのなら、リンゴやイチゴなど、もっと安全なものを選ぶことをおすすめします。
4.そば
暑い夏はそばなどの冷たい麺類を食べる機会が増えますが、そばはアレルギーのリスクが高いので要注意です。重いアレルギー症状を起こす危険性があるものを、あえて猫に食べさせるメリットはないので、猫にそばは与えないことをおすすめします。
5.アイスクリーム、シャーベット
夏は愛猫にもアイスクリームやシャーベットといった、冷たいデザートを食べさせてあげたくなりますが、これらは糖分が多く含まれており肥満の原因になるのでNGです。
またアイスクリームにはチョコレートやコーヒーといった、猫に有害なものが使用されている場合も少なくありません。中毒症状を引き起こして命の危機にさらされる可能性もあるので、誤食しないよう十分に注意しましょう。
6.麦茶
夏は麦茶を飲むことで熱中症や脱水症状を予防している方もいることと思いますが、猫に麦茶を飲ませるのはNGです。麦茶の原料である大麦はミネラルが豊富で、猫がミネラルを多く摂取すると尿路結石症の原因になりかねません。
一度でも尿路結石症になったことがある猫は再発のリスクが高まるので、麦茶は与えないほうがよいでしょう。尿路結石症になったことがない猫は一口舐める程度なら大丈夫ですが、水の代わりに麦茶で水分補給をさせるようなことはやめてくださいね。
7.アルコール飲料
夏はビールなどのアルコール飲料がますます美味しく感じる季節ですが、猫に飲ませるのはもちろんNGです!急性アルコール中毒を引き起こす危険性があるので、飼い主さんがこぼしたビールを愛猫が舐めてしまうなどのハプニングが発生しないように気をつけましょう。
まとめ
猫に与えてはいけない、もしくは与える時に注意が必要な夏の食べ物&飲み物をご紹介しました。暑い日が続くと、愛猫にも夏バテ防止になるものや冷たいものを与えたくなりますが、人間にとっては美味しかったり健康に良かったりするものでも、猫にとっては危険な場合があることを忘れないでくださいね。
愛猫には人間の食べ物や飲み物を与えるのではなく、キャットフードで必要な栄養を摂取し、しっかりお水を飲んでもらうことで夏を乗り切ってもらいましょう