猫が「尻尾」でタッチするときの意味
猫がスルッと自分の尻尾でタッチしてくるとき、なんとも言えず嬉しくなりますよね♪
では、猫のこの行動にはどのような意味があるのでしょうか。
1.あいさつ
猫同士のあいさつは、鼻と鼻とくっつけて身体をこすりつけ、相手のおしりのにおいを嗅ぐなどします。
飼い主さんに近づいてきた猫が尻尾で飼い主さんにタッチしているのは、猫流のあいさつをしているのでしょう。
我が家の猫たちも、足元にスリスリしたあとにおしりをこちらに向けて尻尾でタッチしていることがあります。
2.においつけている
猫の尻尾の付け根には、においが分泌される「臭腺」があります。尻尾でタッチしたり、絡ませたりすることで自分のにおいを付けているのです。
また、尻尾でタッチしてにおいを付けて、自分のものであることをアピールしたり、安心しようとしています。
3.飼い主さんに伝えたいことがある
猫はとても賢い動物です。飼い主さんに何かして欲しいことがあるときは、色々な方法でアピールします。その方法のひとつとして、尻尾でタッチをして伝えることもあるのです。
我が家の猫もごはんの催促をしに来たときはニャーニャーと鳴いたり、尻尾でタッチしてきたりします。
4.愛情表現
猫は尻尾でタッチすることで、親愛の気持ちを表すこともできます。
尻尾でタッチしたり絡ませたりして、尻尾の付け根から出るにおいを相手につけるのですが、相手と自分のにおいを交換することで親愛の気持ちを表現しているといわれています。
近づいてくる猫の尻尾にも注目してみてください。ピンとまっすぐ立っている場合「うれしい」という気持ちが込められています。この仕草は、子猫が母猫におしりをきれいにしてもらうときの仕草の名残りと言われています。
5.あやしている
大人の猫は、尻尾を使って子猫をあやすことがあります。人間の赤ちゃんに対しても尻尾で遊ばせたり、タッチしてあやしたりする猫もいます。
猫が飼い主さんに尻尾でトントンしているのは、もしかすると守るべき対象としてあやしているつもりなのかもしれませんね。
猫が「尻尾でタッチ」してくれたときのおススメの応え方
ではここからは、猫が「尻尾でタッチ」してくれたときのおススメの応え方について解説します。
今まで特に対応してこなかった方は、ぜひこの機会に覚えていただき、次のチャンスのときに応えてあげましょう。
声をかける
猫は好意がある相手だからこそ、尻尾でタッチしてくれています。
こちらからは、優しく話しかけてあげましょう。猫はいつも静かにしているので意外と思う方もいるかもしれませんが、飼い主さんに話しかけてもらうのが好きな猫は多いです。
背中を撫でる
猫が落ち着いている場合は、背中を撫でてあげましょう。
猫は臭腺がある部分を撫でられるのが好きです。尻尾の付け根を優しく撫でると喜んでくれるでしょう。
尻尾をなでる
背中から尻尾の付け根まで撫でたら、そっとつかむようにして尻尾も撫でてみましょう。
尻尾を撫でられるのが苦手な猫もいるので、特に初対面の猫の場合は決してグイグイいかずに、様子を見ながら撫でてみることをおすすめします。
ちなみに、猫が尻尾を強く叩きつけるように振ったときは、イライラのサインです。猫が怒る前に触るのをやめましょう。
まとめ
猫が尻尾で飼い主さんにタッチするのは、あいさつや好意を意味しています。飼い主さんのことを信頼しているからこそしている行動なのです。
もし猫に尻尾でタッチされたら、優しく声をかけたりなでたりして、その思いにきちんと応えてあげましょう。