猫のチャームポイント『Mマーク』の秘密4つ♡どんな猫にあらわれやすいの?

猫のチャームポイント『Mマーク』の秘密4つ♡どんな猫にあらわれやすいの?

猫の額でよく見かけるMの模様。なぜこのマークが目立つ猫とそうではない猫がいるのでしょうか。今回は、「Mマーク」にまつわる4つの秘密を紹介いたします。

『Mマーク』にまつわる4つの秘密♡

びっくり顔のキジトラ猫

猫の額をよく見ると、「M」のマークがある猫と目立たない猫がいますよね。そもそもこの模様は何なのでしょうか?

今回は、猫のチャームポイントともいえる「Mマーク」にまつわる秘密を4つ紹介いたします。果たしてどのような猫にあらわれやすいのでしょうか。その特徴についても解説いたします。

1.自然界では迷彩効果を発揮する

イエネコの祖先であるリビアヤマネコの額にもあるMマーク。彼らにとっては単なる模様ではなく、迷彩効果を発揮してくれる優れものなのです。

額に程よく模様が入っていることと、全身の模様が砂漠の景色によく馴染み、天敵の目を誤魔化してきました。

いわばこのMマークは、ヤマネコ属の象徴であり、後のイエネコにも引き継がれていた由緒ある印なのです。

2.タビー遺伝子を持つ猫に出現する

現在、イエネコの中で最も祖先に近いといわれているのは「キジトラ猫」です。

そこから派生した茶トラやサバトラも含め、彼らの被毛には「タビー遺伝子(縞模様の遺伝子)」が備わっています。そして、この遺伝子を持つ猫には「M」が出現します。

クラシックタビーであるアメリカンショートヘアや、ティックドタビーであるシンガプーラの額にもこの印があります。つまり、縞模様になる遺伝子を持つ猫にあらわれやすいマーク、ということになりますね。

そのため、異なる遺伝子を持つ白猫やハチワレ猫には、このMマークが出てこないのです。

3.ムハンマドの「M」

モスクにいる「M」が目立つ猫

ここからは伝承のような意味合いのお話になります。

イスラム教の創始者である預言者ムハンマド。彼は猫をこよなく愛していたそうです。そして、その愛が体に刻まれたのではないか、といわれています。

つまり、この説において額のMマークは「ムハンマドのM」という意味になるのです。

4.マリア様の「M」

さらに、Mマークは「マリア様のM」ではないか、という説も存在します。

その昔、イエス・キリストが誕生した折に、たくさんの猫達がマリア様の元を訪ねてきたのだとか。祝福を喜ぶ反面、大切なわが子にイタズラをされては困ると感じたマリア様は、そっと猫に手を伸ばしたのだそう。

そしてその瞬間、マリア様の手がちょうど触れた猫の額に、Mマークが出現したそうです。

この模様は、猫がマリア様を祝福した証であり、猫がイエス様に守られている理由なのだそうです。

まとめ

「M」が目立つキジトラ猫

日頃、何気なく目にしていた猫のMマーク。そこには、様々な説や秘密が隠れていました。

猫の祖先であるリビアヤマネコがこの印に守られ、命が繋がれてきたこそイエネコが誕生し、今があるのかもしれません。そう考えると、猫の額がより愛おしくなりますね。

タビー系の猫と暮らす飼い主さんは、改めて愛猫の額を眺めてみてください。お家にはいないという飼い主さんも、猫を見かけたら額に注目してみてください。どこか神秘的で、尊い気持ちになれるかもしれません。

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