猫が『耳を倒している』ときは危険?3つのタイミングと必要な対処とは

猫が『耳を倒している』ときは危険?3つのタイミングと必要な対処とは

猫が耳を寝かせるような形で倒している姿を見たことはありますか?この「耳を倒す」という行為には、猫からのさまざまなメッセージが込められている事があります。そこで本記事では、猫が耳を倒すタイミングや対処法などを紹介してまいります。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が「耳を倒している」タイミング

イカ耳になりながらこちらを見る猫

猫が耳を倒す行為(通称「イカ耳」とも呼ばれています)を目にしたことがある飼い主さんはきっと多いと思います。

猫がよくしがちなこの行為ですが、実はこれには猫からの訴えやメッセージが込められていることを皆さんご存知でしょうか。

今回は猫がどんなタイミングで耳を倒すのか、そして猫が耳を倒している時はどのように対処するのが正解なのか、詳しく解説をしてまいります。

1.何かに警戒している時

目を見開く猫

慣れない物音や匂いに気づいた時や、見知らぬ相手が近くにいる時、びっくりした時など警戒心を抱いている時に耳を倒す猫は多いです。

周りをキョロキョロとして何かに警戒しているような時は猫を安心させてあげるために、できるだけそっとしておくのが賢明でしょう。

下手に猫に近づいたり、猫の周りでバタバタと動いてしまうと余計に警戒してしまう可能性があるため、静かに猫の様子を見守るのがおすすめです。

2.不機嫌な時

不機嫌そうな表情の猫

イライラするようなことがあった時に耳を倒して、自分が不機嫌であることを周りにアピールすることがあります。

ウーッと唸りながら耳を倒していたり、今にも攻撃してきそうな体制で耳を倒している場合はかなり機嫌が悪いといえるでしょう。

そのような時はなるべく猫を刺激せず、機嫌が直るまでそっとしておくのがおすすめです。

3.集中している時

真剣な表情の猫

何かに集中している時に耳を倒している猫も多いです。

耳を澄ませたい時や、じっくり観察したいものが目の前にある時など、何かに気を取られて集中しているような場合も、静かに見守ってあげましょう。

猫の周りでバタバタとうるさくしてしまうと、猫の集中力も途絶えてしまい邪魔をしてしまう可能性もあるのでできるだけおとなしくしておくのがおすすめです。

まとめ

耳を倒している猫

猫が耳を倒しているような場合、猫も緊張していたりネガティブな感情を抱いているケースも考えられます。

そのため、なるべく猫をそれ以上刺激しないようにそっとしておくのが賢明といえるでしょう。

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