猫と一緒に寝るときのNG行為
1.猫と密着して寝る
愛猫の温もりを感じながら寝るのは幸せなことですが、ベッタリと密着して寝るのは危険です。飼い主さんが寝返りをうったときに、猫の体を押し潰して骨折させてしまう可能性があり、最悪の場合は圧死させてしまうことも…。愛猫の安全のために、ある程度の距離を保って寝るようにしましょう。
寝相が悪いという自覚がある方は、愛猫と同じベッドや布団で寝ることは避けたほうがよいかもしれませんね。
特に体が小さな子猫には、飼い主さんに押し潰されることが大きなダメージとなってしまうので、添い寝はしないことをおすすめします。愛猫が飼い主さんの近くで寝たがる場合は、飼い主さんの寝室に猫用のベッドを設置してあげるとよいでしょう。
2.シーツや布団を洗濯せずに使い続ける
猫にはノミやダニがついていることがあり、ノミやダニがついた猫と一緒に寝ると、飼い主さんがアレルギーを引き起こす原因になります。
ベッドや布団を愛猫と共有している場合は、ノミ・ダニ対策としてシーツや布団をこまめに洗濯し、清潔な状態を維持しましょう。もちろん、駆除薬などを使用してノミ・ダニ予防をすることも忘れないでくださいね。
3.体調が悪くても一緒に寝る
体調が悪いときは体力や免疫力が低下しているので、感染症にかかるリスクが高くなってしまいます。飼い主さんの体力と免疫力が低下しているときに愛猫と一緒に寝ると、人獣共通感染症(ズーノーシス)に感染してしまうかもしれないので危険です。
人獣共通感染症とは動物と人が共通してかかる感染症のことで、猫から人にうつる感染症では「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」が広く知られています。体調が悪いときや疲れが溜まっているときは、念のため愛猫と寝床を別々にしたほうがよいでしょう。
また寝ている間に愛猫に顔を舐められたり、シーツや布団に付着した猫の体液を吸い込んだりすることで飼い主さんに病気がうつってしまうので、体調に問題がないときも十分に注意してくださいね。
4.就寝中に充電する
明日に備えて、就寝中にスマートフォンの充電をしている方は多いのではないでしょうか。しかし充電中に猫がコードを齧ってしまうと、感電する恐れがありとても危険です。飼い主さんが寝ている間にイタズラをされないように、愛猫と一緒に寝るときに充電器を使用するのは控えましょう。
充電は就寝前にすませておくか、猫がコードを齧れないようにカバーをつけるなどの対策をして、事故の発生を防いでください。
猫がベッドや布団でトイレをしてしまうときの対策
愛猫と一緒に寝るときは、飼い主さんのベッドや布団でトイレをしてしまわないかが心配ですよね。どうやら羽毛布団を引っかいたときのカサカサという音が、猫砂をかくときの音に似ているために、猫が布団をトイレと勘違いしてしまうことがあるようです。
他にも猫用トイレに対して何らかの不満があることや、寝るときに寝室のドアが閉まっているせいで猫がトイレに行きたくても行けないことが、ベッドや布団で排泄してしまう原因になります。
愛猫のトイレの失敗をなくすために、布団を他のものに替える、猫用トイレの環境を見直して不満を解消する、寝室のドアは開いたままで固定するなど、原因ごとに適切な対策をしてください。
また膀胱炎などの病気が原因で、トイレを失敗してしまっている可能性も考えられます。愛猫のトイレの回数や量、色などに異常が見られる場合は、動物病院で診察を受けましょう。
まとめ
飼い主さんと愛猫が一緒に寝るときは、いくつかの守らなくてはならない注意点があります。安全対策や衛生管理をしっかりしていないと、愛猫にも飼い主さんにも危険が及ぶので十分に気をつけてくださいね。
今回は猫と同じベッドや布団で寝る危険性や注意点を解説しましたが、もちろん愛猫と一緒に寝ることにはメリットもあります。毎日一緒に寝ることでより絆は深まるうえに、お互いの温もりを感じられるので冬の寒さも苦になりません。
そして愛猫の可愛らしい寝顔やゴロゴロと喉を鳴らす音は、飼い主さんを大いに癒してくれるでしょう。必要な対策をしたうえで、ぜひこれからも愛猫と一緒に寝る幸せを味わってくださいね♪